今まで言えてなかったことを、
全部ぶつけてやろうと言う気持ちでいっぱい。
「言うならば、お姉ちゃんは、
私の、1番の憧れだった、」
私とお姉ちゃんは、双子だから、
産まれた時から、ずっと一緒にいて。
歩くのも、コトバを話すのも初恋も、
自転車に乗るのも、九九を覚えたのも。
ぜんぶ、全部、お姉ちゃんが先。
勉強だって出来たし、メイクだって上手だし。
私がいくら努力しても、
追いつかないし、追いつけない。
──────それが、お姉ちゃんだった。
私はそんな、お姉ちゃんが大好きで。
ずっと、一緒にいたかった。
だけど..............................
そんなお姉ちゃんの人生を、
────────────私が奪った。