1人でいたって、
趣味だってあるし、時々出かけたりもする。
なんなら、カラオケだって行くし。
別に1人だって、可哀想ではない。
外野がとやかく言わないで欲しい感は凄くある。
でも、今はそんなことよりも。
目の前に散らばっている、
花瓶のガラスを集めるのが先だから。
「「片付けますか、」」
ひと言、呟いて、
片付けようとした、1人で。
それ、なのに...........................
目の前にいるのは、
私と同時に、声を発したであろう1人の男の子。
(えぇと、だれ、誰だっけ?)
顔は............見たことある気もする。