どこから見ても完璧。

そう思われていたかった。

完璧な人間だと思われて尊敬のまなざしで見られているのが快感だった。

本当はスカスカの人形みたいな私に生きている理由を与えてほしかった。

ボロボロと崩れ始めた私を、周りにいた人たちはすぐに離れていった。

一人残ったのはいつもあざけていた君。