カッッ!!

「どうせ、認めないと思っていました。だから、、この場であんたを殺す!」

夜雨は、健次郎のナイフを、自分のナイフで受け止めた。

「一つ、、いいこと教えてあげます。あなたを殺せ、とご依頼されたのは、、坂本咲希さんです。」

夜雨は冷たく笑った。

「な、なんだと?」

夜雨は腕に力を入れ、ナイフを振った。

反動で、健次郎は足場の不安定な崖の端へと追いやられた。

「なにもかも、失わせて、私がトドメをさす。私は、このために生きて来た。私の家族を奪ったお前を、、私は一生許さない。」

夜雨は健次郎に向かってナイフを振り上げた。

「落ちろ!」