「も~、住友くん。歩くの速めたでしょ」
ああ、本当に無駄なところで敏感になるんだよ。
「別に?さっきまではいつもよりも遅かっただけだよ」
「結果的に速めたのは同じでしょ」
花巻は頭の回転が早いから、違うところに視点を変えようとしても騙されてくれない。
「朝瑛たち、仲いいね」
「ちょっと、ここ学校だから名前で呼ばない」
「はーい」
俺からすると、どうみても花巻と有木先生の方が仲良さそうに見えるけど。
「じゃあ、先に教室に入っとくね」
花巻と話していると短い時間が長く感じる。
「ん~、またあとでね~」
本当に最初から最後までホワホワしてたなと先生の行動を思い返す。
そして、花巻の後を追って教室に入ろうとする。
「朝瑛をよろしくね?」
有木先生が、一瞬だけかっこいい大人に見えた気がする。
だけど、有木先生が笑顔を見せるとやっぱりホワホワしてるな、と思った。
ああ、本当に無駄なところで敏感になるんだよ。
「別に?さっきまではいつもよりも遅かっただけだよ」
「結果的に速めたのは同じでしょ」
花巻は頭の回転が早いから、違うところに視点を変えようとしても騙されてくれない。
「朝瑛たち、仲いいね」
「ちょっと、ここ学校だから名前で呼ばない」
「はーい」
俺からすると、どうみても花巻と有木先生の方が仲良さそうに見えるけど。
「じゃあ、先に教室に入っとくね」
花巻と話していると短い時間が長く感じる。
「ん~、またあとでね~」
本当に最初から最後までホワホワしてたなと先生の行動を思い返す。
そして、花巻の後を追って教室に入ろうとする。
「朝瑛をよろしくね?」
有木先生が、一瞬だけかっこいい大人に見えた気がする。
だけど、有木先生が笑顔を見せるとやっぱりホワホワしてるな、と思った。