「いいねっていきなり来たら、ビビらない?」
千佐子がスマホを遠目に見ながら深いため息をつく。
「いきなりもなにも、そういうもんじゃない?」
「でもね。登録すると一気にいいねいいねいいねー!ってくると、何目的なんだろって思うじゃん」
マッチングアプリにでも登録したのか?と千佐子が見せてくるスマホを見ると定番のSNSだった。
「いやリア友も入ってるんじゃん?千佐子も今フォローしてる人もいるし」
「そうなんだけど…始めましたって呟いたら、一気にきて怖い。知らない人もいるし。これから私の発言が全世界に発信されるたびに、こうやって誰かが反応して来るって知らしめるような」
ガタガタ震える千佐子。
「全員が全員反応するわけじゃないし、そこまで見てないよ。よっぽど面白いこと呟かないと」
「そう?」
「気になるなら鍵垢にすれば?そしたら限られてるフォロワーしか見れないよ」
「鍵垢も考えたんだけどぉ……鍵垢の人に向けてるみたいで、なんかリアクション取らないといけないっみたいなない?」
「ないない。反応したかったらするし、しなかったらしないでしょ」
「でもねでもねでもね⁉反応はしてないけど、タイムラインに上がってくるから『あーこいつまたこんなこと言ってんなぁ』って思われたままスル~っとされるかもしれないじゃん」
「それってきつくない⁉鍵垢フォロワーへの負担多くない⁉」
「じゃあ新しくまたアカウントやって1人で鍵垢にすれば?」
「そう思ってさっき作ったのがこれなの」
すでにいいねとフォロワーが付いた状態の鍵アカウントが映し出される。
「電話番号とかと紐づけされてて。あ、こいつ鍵垢作ったんだ!ってバレちゃうから、もう一回作り直すの手伝ってぇ!」
「それだと私に鍵垢の存在バレるけど、それはいいんだ」
「あ、うん。エアリプとか炎上とかなければいいの」
詳しくないくせにその辺の単語だけはしっかり覚えてるらしい。
千佐子がスマホを遠目に見ながら深いため息をつく。
「いきなりもなにも、そういうもんじゃない?」
「でもね。登録すると一気にいいねいいねいいねー!ってくると、何目的なんだろって思うじゃん」
マッチングアプリにでも登録したのか?と千佐子が見せてくるスマホを見ると定番のSNSだった。
「いやリア友も入ってるんじゃん?千佐子も今フォローしてる人もいるし」
「そうなんだけど…始めましたって呟いたら、一気にきて怖い。知らない人もいるし。これから私の発言が全世界に発信されるたびに、こうやって誰かが反応して来るって知らしめるような」
ガタガタ震える千佐子。
「全員が全員反応するわけじゃないし、そこまで見てないよ。よっぽど面白いこと呟かないと」
「そう?」
「気になるなら鍵垢にすれば?そしたら限られてるフォロワーしか見れないよ」
「鍵垢も考えたんだけどぉ……鍵垢の人に向けてるみたいで、なんかリアクション取らないといけないっみたいなない?」
「ないない。反応したかったらするし、しなかったらしないでしょ」
「でもねでもねでもね⁉反応はしてないけど、タイムラインに上がってくるから『あーこいつまたこんなこと言ってんなぁ』って思われたままスル~っとされるかもしれないじゃん」
「それってきつくない⁉鍵垢フォロワーへの負担多くない⁉」
「じゃあ新しくまたアカウントやって1人で鍵垢にすれば?」
「そう思ってさっき作ったのがこれなの」
すでにいいねとフォロワーが付いた状態の鍵アカウントが映し出される。
「電話番号とかと紐づけされてて。あ、こいつ鍵垢作ったんだ!ってバレちゃうから、もう一回作り直すの手伝ってぇ!」
「それだと私に鍵垢の存在バレるけど、それはいいんだ」
「あ、うん。エアリプとか炎上とかなければいいの」
詳しくないくせにその辺の単語だけはしっかり覚えてるらしい。