いたずらっぽく笑うルナの肩にどんっと体当たり。 今日も私たちのペンションから見る星空は、近いような遠いような、美しい景色だった。 「そろそろ焼けますよー!」 ルナの声に、お客様はハッと顔を上げる。 いつのまにか清々しい表情になっていた。 なぜだか、私の方まで嬉しくなってしまう。 炭火がパチパチと爆ぜて、まるで、拍手の音のように聞こえた。