ー1ヶ月後ー
キーンコーンカーンコーン
先生「皆さん、おはようございます!」
「「「「「「「おはようございます!」」」」」」」
先生「今日は、嬉しいお知らせがあります。今日からこのクラスに、新しい仲間がやってきます!」
クラス「転校生?どんな子だろう?」「かっこいいかな?かわいいかな?」「仲良くなれたらいいなー」
転校生が来ると言うお知らせに、クラス中がソワソワしてる。
真鈴「転校生だって!澤田くんみたいなかっこいい人かな?」
彩良「本当にそうなったら、どっちかがマウントとりそう」
うらら「澤田はマウントとるようなうざい系じゃないわよ。いつも静かじゃない。」
真鈴「それもそうだね〜」
先生「それでは、入ってきてください!」
ガラッ
教室のドアが開いた。
入ってきたのは、女子だった。
その時。
転校生「海都!?」
転校生が、澤田の名前を叫んだ。
海都「…里愛?」
続いて、澤田が転校生の名前?を呼んだ。
うらら(え?え?どういうこと?このクラスで澤田を下の名前で呼ぶ女子なんて、いなかったのに…)
先生「あら?二人は知り合い?」
転校生「幼稚園が一緒で…!」
先生「そう。なら、ちょうど澤田くんの隣が空いてるし、そこに座ってね。」
うらら(なっ…!?ちょっと待ってよ先生!!澤田の隣の席は、クラスの女子のほとんどが憧れてるのに…!!)
クラス「幼稚園が一緒ってことは、二人は幼馴染!?」「澤田くんと幼馴染とか羨ましい〜」「幼馴染なのか?」
クラスの皆もザワザワしてる。
先生「じゃあ、自己紹介してね。」
転校生「上野里愛(うえのりあ)です!今日からよろしくお願いします!」
パチパチパチパチ
クラス中から、拍手が沸き起こった。
あたしは、混乱していた。
うらら(転校生が、澤田の幼馴染!?嘘でしょ…?)
彩良「うらら、大丈夫?私もちょっと混乱してるよ…」コソッ
真鈴「…まさか、転校生が澤田くんの幼馴染なんて…」
彩良「…しかも、結構美人だし…」
うらら「……」
ー休み時間ー
いつもなら、澤田に一番に話しかける女子はあたしだったのに、今日は、上野さんだった。
ていうか、今は澤田に話しかける気が起きない。
里愛「まさか、また会えるなんて思ってなかった!学校が別れて、それまでだと思ってたよ…」
海都「俺も、里愛にまた会えるとは思ってなかった。」
一也「なぁなぁ海都、その子が例の幼馴染?」
海都「里愛、紹介するよ。俺の親友の、井上一也。」
一也「上野だっけ?よろしくな!」
里愛「よろしくね!」
海都「で、一也。もう知ってると思うけど、こいつが俺の幼馴染の、上野里愛。」
一也「…海都、女子に「こいつ」はさすがにあれじゃないか?」
里愛「大丈夫!慣れてるから!」
一也「ならいいけどさ。…なんだかんだ、俺は海都が女子に優しく接してるの、初めて見るから慣れないな。」
里愛「そうなの?」
一也「まぁな。でも、上野はうららとは違うタイプの女子みたいだし、それはそれで面白そうだけど。」
里愛「…面白そうってどういうこと?」
一也「気にすんな!」
里愛「気になる!」
…向こうで、澤田・井上・上野さんの3人が楽しそうに話してる。
…井上が、上野さんの前ではあたしの時より楽しそうにしてる。上野さんが、初対面の井上とも楽しそうにしてる。
…でも、一番心に堪えたのは…
澤田が、あたしには見せないような優しい笑顔を、上野さんに見せてること。
…やっと、分かった。
澤田の「恋愛対象」の女子に、あたしは最初からいなかったこと。
あたしは澤田が「初恋」だったけど、澤田からしたらあたしは、「友達ですらない」こと。
…澤田が、猛アタックしてくるあたしを「迷惑」がってたこと。
…あたしの初恋、波乱で終わったな…
…でも、これで終わらせたくない。今のあたしにできることは…
うらら「…ねぇ、真鈴、彩良。」
真鈴「ん?」
彩良「どうしたの?」
うらら「…復讐しない?上野さんに。」
真鈴&彩良「「え?」」
キーンコーンカーンコーン
先生「皆さん、おはようございます!」
「「「「「「「おはようございます!」」」」」」」
先生「今日は、嬉しいお知らせがあります。今日からこのクラスに、新しい仲間がやってきます!」
クラス「転校生?どんな子だろう?」「かっこいいかな?かわいいかな?」「仲良くなれたらいいなー」
転校生が来ると言うお知らせに、クラス中がソワソワしてる。
真鈴「転校生だって!澤田くんみたいなかっこいい人かな?」
彩良「本当にそうなったら、どっちかがマウントとりそう」
うらら「澤田はマウントとるようなうざい系じゃないわよ。いつも静かじゃない。」
真鈴「それもそうだね〜」
先生「それでは、入ってきてください!」
ガラッ
教室のドアが開いた。
入ってきたのは、女子だった。
その時。
転校生「海都!?」
転校生が、澤田の名前を叫んだ。
海都「…里愛?」
続いて、澤田が転校生の名前?を呼んだ。
うらら(え?え?どういうこと?このクラスで澤田を下の名前で呼ぶ女子なんて、いなかったのに…)
先生「あら?二人は知り合い?」
転校生「幼稚園が一緒で…!」
先生「そう。なら、ちょうど澤田くんの隣が空いてるし、そこに座ってね。」
うらら(なっ…!?ちょっと待ってよ先生!!澤田の隣の席は、クラスの女子のほとんどが憧れてるのに…!!)
クラス「幼稚園が一緒ってことは、二人は幼馴染!?」「澤田くんと幼馴染とか羨ましい〜」「幼馴染なのか?」
クラスの皆もザワザワしてる。
先生「じゃあ、自己紹介してね。」
転校生「上野里愛(うえのりあ)です!今日からよろしくお願いします!」
パチパチパチパチ
クラス中から、拍手が沸き起こった。
あたしは、混乱していた。
うらら(転校生が、澤田の幼馴染!?嘘でしょ…?)
彩良「うらら、大丈夫?私もちょっと混乱してるよ…」コソッ
真鈴「…まさか、転校生が澤田くんの幼馴染なんて…」
彩良「…しかも、結構美人だし…」
うらら「……」
ー休み時間ー
いつもなら、澤田に一番に話しかける女子はあたしだったのに、今日は、上野さんだった。
ていうか、今は澤田に話しかける気が起きない。
里愛「まさか、また会えるなんて思ってなかった!学校が別れて、それまでだと思ってたよ…」
海都「俺も、里愛にまた会えるとは思ってなかった。」
一也「なぁなぁ海都、その子が例の幼馴染?」
海都「里愛、紹介するよ。俺の親友の、井上一也。」
一也「上野だっけ?よろしくな!」
里愛「よろしくね!」
海都「で、一也。もう知ってると思うけど、こいつが俺の幼馴染の、上野里愛。」
一也「…海都、女子に「こいつ」はさすがにあれじゃないか?」
里愛「大丈夫!慣れてるから!」
一也「ならいいけどさ。…なんだかんだ、俺は海都が女子に優しく接してるの、初めて見るから慣れないな。」
里愛「そうなの?」
一也「まぁな。でも、上野はうららとは違うタイプの女子みたいだし、それはそれで面白そうだけど。」
里愛「…面白そうってどういうこと?」
一也「気にすんな!」
里愛「気になる!」
…向こうで、澤田・井上・上野さんの3人が楽しそうに話してる。
…井上が、上野さんの前ではあたしの時より楽しそうにしてる。上野さんが、初対面の井上とも楽しそうにしてる。
…でも、一番心に堪えたのは…
澤田が、あたしには見せないような優しい笑顔を、上野さんに見せてること。
…やっと、分かった。
澤田の「恋愛対象」の女子に、あたしは最初からいなかったこと。
あたしは澤田が「初恋」だったけど、澤田からしたらあたしは、「友達ですらない」こと。
…澤田が、猛アタックしてくるあたしを「迷惑」がってたこと。
…あたしの初恋、波乱で終わったな…
…でも、これで終わらせたくない。今のあたしにできることは…
うらら「…ねぇ、真鈴、彩良。」
真鈴「ん?」
彩良「どうしたの?」
うらら「…復讐しない?上野さんに。」
真鈴&彩良「「え?」」