その晩は、何の夢を見たのか思い出せなかったが、俺はまたしてもパンツをガビガビにしていた。

 せめて夢の中でだけでも告白したい。現実は、まだまだ先になりそうだから。あいつに、本当に『好きだ』と伝えられるのは、いつになるのか。受け入れられるのか、気持ち悪がられるのか、どっちかはわからない。
 それまではただ、詩の好きなぼっちの俺でいよう。

 いいよな、ランボー先生。



              おしまい