そのまま色んなマネージャー業務をこなし、皆は練習を終えて。
解散、となった時には、瑛斗くんと彰くんはもう、普通通りになっていた。
「すっごい腹へった! 瑛斗、コンビニ寄って、なんか食べてかえろ?」
「ん。何食うんだ?」
「んーー。 ピザまんかな~肉まんかな~ アメリカンドッグ……んー」
無邪気に言ってる彰くんと、笑ってる瑛斗くん。
もうすっかり仲直りしてて。
その会話に、周りの皆も入り込んで、結局皆でコンビニに寄ることになった。ほんと、バスケ部、皆仲良しで楽しい。
私が想像するに。さっきの瑛斗くんと、彰くんの会話。
きっと、こんな会話、だったに違いない。
「さっきマネージャーと楽しそうだったよな。何話してたんだ?」
「ん? ああ、マネージャーがバスケ好きだって話と……」
「と?」
「……んー…… まあ……そんな話、かなあ」
「……と、何だよ」
「別に、そんな大した話じゃないんだけど……」
「――――……何、いわねーの?」
「いや、言わないっていうか……瑛斗? 怒ってんの?」
「……もう聞かないから良い」
「つか、そんなので怒るなよーもー、何だよー……」
…………みたいな?
会話だったのかなーなんて。
うーん、私。妄想が、ヤバいぞ。
でも、きっとそう。
でもって、きっと、私に確認してくれた後、瑛斗くんに話したのかなあ~なんて、また勝手な想像だけど。
だけど、多分、そんな感じだったに違いない、なんて思って。
うふふ。
二人とも、かわいーなー。
その後、皆で寄ったコンビニで、中華まん、半分こしてる二人を見て、またほっこりし。
今日も、楽しい一日が終了したのでした。