さっきのはなんだったのだろうと思いながら雨晴さんと急いで体育館に向かった。
「恋星さんだね?待ってたよ。僕は生徒会長の昊葉紀羅(そらはきら)だよ。よろしくね。準備はできているかな?」
昊葉会長はふわっとした茶髪の髪に、目尻にほくろがあるのが特徴でとてもかっこいい人だった。
「は、はい!遅れてすみません!」
「いやいや大丈夫だよ。えっと…恋星さんは最初だね。」
昊葉会長がしおりを確認して言う。私は不思議に思った。
「最初…?」
昊葉会長が困ったように言う。
「あれ?聞いてない?今年度は普通科、芸能科の順で代表の言葉をやるって」
私は首をかしげる。
「いえ…聞いてませんけど…。」
「あれ?ごめんね。あんまり上手く話が伝わってなかったみたいだね…。申し訳ない。」
「いえ!大丈夫です!」
「そうか。よかった。後で説明するから式が終わったら生徒会室に来てくれるかい?」
昊葉会長がそう言った後に、入学式開始の放送がなった。
「それじゃあ代表挨拶頑張ってね。応援してるよ。また後でね。」
「は、はい!」
昊葉会長がいなくなると、式が始まった。
「これより夢色学園、入学式を開会します。まず初めに生徒会長の言葉、昊葉会長お願いします。」
昊葉会長が壇上に上がり一礼をするその姿にきっとみんなが魅了されているだろう。
芸能人なのかな?と思うほどかっこいいと思った。まるでモデルさんのようだったから。数分ほどして昊葉会長の言葉が終わった。いよいよ次は…
「続いて新入生代表の言葉。1年恋星夢乃さん。お願いします。」
「はい!」
私は張り切って返事して階段を上がり、一礼をした。その時はとても緊張して上手く言えているか不安だったけれども、1列目に座っている雨晴さんが頷いてくれているのを見て緊張がとけた。私の言葉が終わり、司会者さんが次の言葉を言う。
「それでは次に、芸能科1年三葉星空(みつばせいら)さんお願いします。」
司会者さんがそう言うと生徒たちから
「は?首席って三葉さんなの?あの悪女が?」
「ね〜あのクソ女が首席なんてあり得ない!」
という声が聞こえた。気になって横を向くと、そこには丸メガネをした黒髪の綺麗な女生徒が立っていた。
(この人が芸能科の?首席だからすごい人なんだろうけど…悪女って?)
三葉さんがこちらに歩いてくるのを見てハッとする。早く席に戻らなくちゃと急いで壇上から降りた。
「いいスピーチだった。お疲れさま。」
降りる途中に三葉さんがそう言っているように聞こえた。
「恋星さんだね?待ってたよ。僕は生徒会長の昊葉紀羅(そらはきら)だよ。よろしくね。準備はできているかな?」
昊葉会長はふわっとした茶髪の髪に、目尻にほくろがあるのが特徴でとてもかっこいい人だった。
「は、はい!遅れてすみません!」
「いやいや大丈夫だよ。えっと…恋星さんは最初だね。」
昊葉会長がしおりを確認して言う。私は不思議に思った。
「最初…?」
昊葉会長が困ったように言う。
「あれ?聞いてない?今年度は普通科、芸能科の順で代表の言葉をやるって」
私は首をかしげる。
「いえ…聞いてませんけど…。」
「あれ?ごめんね。あんまり上手く話が伝わってなかったみたいだね…。申し訳ない。」
「いえ!大丈夫です!」
「そうか。よかった。後で説明するから式が終わったら生徒会室に来てくれるかい?」
昊葉会長がそう言った後に、入学式開始の放送がなった。
「それじゃあ代表挨拶頑張ってね。応援してるよ。また後でね。」
「は、はい!」
昊葉会長がいなくなると、式が始まった。
「これより夢色学園、入学式を開会します。まず初めに生徒会長の言葉、昊葉会長お願いします。」
昊葉会長が壇上に上がり一礼をするその姿にきっとみんなが魅了されているだろう。
芸能人なのかな?と思うほどかっこいいと思った。まるでモデルさんのようだったから。数分ほどして昊葉会長の言葉が終わった。いよいよ次は…
「続いて新入生代表の言葉。1年恋星夢乃さん。お願いします。」
「はい!」
私は張り切って返事して階段を上がり、一礼をした。その時はとても緊張して上手く言えているか不安だったけれども、1列目に座っている雨晴さんが頷いてくれているのを見て緊張がとけた。私の言葉が終わり、司会者さんが次の言葉を言う。
「それでは次に、芸能科1年三葉星空(みつばせいら)さんお願いします。」
司会者さんがそう言うと生徒たちから
「は?首席って三葉さんなの?あの悪女が?」
「ね〜あのクソ女が首席なんてあり得ない!」
という声が聞こえた。気になって横を向くと、そこには丸メガネをした黒髪の綺麗な女生徒が立っていた。
(この人が芸能科の?首席だからすごい人なんだろうけど…悪女って?)
三葉さんがこちらに歩いてくるのを見てハッとする。早く席に戻らなくちゃと急いで壇上から降りた。
「いいスピーチだった。お疲れさま。」
降りる途中に三葉さんがそう言っているように聞こえた。