今は見えない、青空を思い出す。
君と過ごした、一年を僕は絶対に忘れない。
君がリスみたいに頬張ってクレープを食べていた時も、
体育祭で僕を見つけて喜んでいたことも、
病院を抜け出して、イルミネーションを見たことも、
もちろん、旅行に行ったことも。
僕が残した手紙を君は読んでくれているかな?
どんな顔をするのか、楽しみだな。
僕が作る僕の物語は終わってしまったけど、
僕の物語はまだ終わっていない。
ちゃんとバトンは渡したよ。灯里。
次に繋げてね。君を遠くから見ているよ。
また、会えた時は思い出話をいっぱい聞くよ。
待ってるからね。
でも、目一杯楽しんで。頼んだよ。