ずっと海に沈んでいるみたいだった。

ずっと深い海にいる。

声を出そうとしたけど泡しかでない。

ずっともがいてる。

誰かに助けてもらいたくて、誰かに気付いてもらいたくて。

ただ、ずっと書いていた。

しんどいことも、嫌なことも。

全部全部、書いていた。

「バカだな」

「へたくそ」

ただ、冗談だった。

冗談で言って、自殺する子もいる。

冗談でも、心にナイフで傷つけられた跡が残る。

「愛してる」

その言葉がどれだけ私を傷つけるのだろう。

それだけ、縛り付けるのだろう。

本当は、愛してほしかった。

冗談でも言わないでほしかった。

その言葉がどれだけ人を傷つけたか分かってない。

愛してる。

確かに愛しては、くれた。

でも、それは私の愛してるじゃない。

死にたかった。

どうしても、死にたかった。

死んで、どうでもよくなりたかった。

でも、君のせいで死にたくなくなったよ。

君が私の世界に光を当ててくれたんだよ。