猫たちは猫様専用部屋を用意してもらい、夜は風雅の部屋で寝るらしい。


猫様をモフモフすべく風雅の部屋に邪魔することになった紅葉

「アンタの部屋、何もないのね」

『オレには紅葉っていう娯楽がいれば何も必要ないよ☆』

「シロコ〜モフモフぅ〜子猫に触ってもいい?」
「構いませんニャ」

「にゃあ…」「にゃ〜」と好奇心旺盛な子猫たちは紅葉に興味を示した。

『……』
部屋の主である風雅は何を思ったのか白虎(神獣・小)に姿を変えた。

コロンと転がり「オレ、可愛いでしょ?」と言わんばかりのあざといポーズを取る。





吸い付くような濃厚なキスをしようとすると風雅は突然人型になる。

「……!」

離れようにも風雅に動けない体勢にされ、離れられない。
押し倒されるように風雅からキス

「んんっ!…やっ…やめ…つっ!!」

『虎ちゃんじゃなくてオレを見ろ!』

「……」

『オレは紅葉を本気で愛しているんだ!わかれよ…』

少し苦痛の表情をし、紅葉から離れた。



紅葉は慌てて風雅の部屋を出た。