十六夜の孤島に戻る。

ムクとミクに猫たちを見てもらう。
「可愛いニャンコですぅ」
「鹿の方が可愛いの〜」

『綺麗にしてご飯あげたいんだ。お願いできる?』

「了解ですぅ」

せっせと準備をはじめる
「猫は苦手ですわん」


「こっちは帰る準備しなくちゃね…」
「うん…」

楓と美晴は寂しそうに呟く


紅葉たちが荷物を詰めている間、
風雅は綺麗にしてもらい、餌をガツガツ食べる猫たちを眺めていた。


「荷物はこの台車ってやつに入れるなの〜十六夜様が準備してくれたの〜」

風雅(神獣)に台車を縛った。

『不格好だなぁ…』
「サンタクロースみたいでいいじゃない」

「うつ…う…ぐずっ…」
美晴が泣いてしまった

「美晴…楽しかったね。」
「…うん」

「…帰りたいって言わないの偉かったよ」
「…うん!風雅様との約束だったもん」

楓は美晴の背中を擦った。



「「「「お世話になりました!!!」」」」
紅葉たち4人はムクとミクと葵、そして十六夜の島に最後の挨拶をした。




「また来るなの〜」
「ボクたちも天界に帰ったら十六夜様に報告するですぅ〜」
ムクとミクと葵は手を振る