中には知らないものが沢山合って興味があるものばっかだった。

特に小太郎は反応がいい。
小太郎はいずれ、白神家の当主になり、島を纏《まと》めなければならない。
父の紋十郎に島の未来発展の為に〜は小太郎にとっても必要なことでもある。


「わ!捻っただけで水が!」「押しただけで火が!」「で、電化製品?電気?なんだい!すごい!!」


「たしかに珍しいものばかり…街に行った時も私たちね島は本当に時代遅れなのね」

楓はなんだか時代に取り残されているようで寂しくなった。


『少しずつ変えていけばいいさ。今回は知る機会になってよかったって思えばいい。情報を島に持ち帰ればいいんじゃないかな?』
「そうですね」


「ミクちゃんがアイスあるから食べていいってよ!」「紅葉食べすぎよ!明日お腹壊すから」


『オレは露天風呂入ろっと♪』