司は神社の管理や家族を置いていけない、父の紋十郎も島を治める主が不在はまずい、母の直美は介護の仕事でと、行けなくなってしまった。


小太郎と紅葉、楓、美晴の4人が行くことに。

小太郎は保護者、風雅のお世話、司一家のお土産、直美の介護関係の視察、紋十郎は島が豊かな未来の発展に繋がるものを見てくるようにと、なかなか大きい使命を与えられた。
なかなかの負担を背負われている。


小太郎は頭を抱えたが3姉妹は気づくことなく盛り上がった。


「あ、この可愛いスイーツ食べた〜い」

「ここ綺麗な場所ね」

「動物園行きたい!モフモフしたい!」

『珍獣の紅葉が動物園って可笑しいね〜あははっ』

紅葉は風雅に回し蹴りをかますが避けらる

「紅葉〜風雅様のご機嫌取らないと連れて行ってもらえなくなるわよ」

「そうだよ、紅葉姉!」

『紅葉の愛情表現だよ〜ねぇ?』

紅葉はキッと睨めつけると風雅は喜んだ


「風雅様と紅葉姉って恋人っぽくないね?」
「恋人じゃないらしいわ」
「恋人になると思う?」
「紅葉が恋愛なんて繊細な事、できるわけないわ…」
楓と美晴はヒソヒソ話している


「風雅様は行きたい所ありますか?たしか遊園地は行きたいとおっしゃっておりましたよね?」

『紅葉となら何処でもいいかな〜だって紅葉より面白いものなんてないよ〜』

「アンタね〜」

「紅葉姉は白神家(うち)のお笑い担当だもんね」






そして二泊三日の旅行日をむかえた。