翌日の放課後、風雅と紅葉は街で旅行本やらお泊りセットやらを購入しに行った。

風雅は自動販売機に興味を持ち、飲み物買いがてらベンチで休憩を取る。

『紅葉、楽しそうだね』
「まぁね。美晴ほどじゃなくても泊まりなんてワクワクしちゃうわよ。本当は苦労して許可貰ったんじゃないの?」

『だから軽く口説いただけだよ〜』

本当は神からある条件を出されたので、仕方なくのんだ。


風雅は冷たい水に感動し、ゴクゴク飲んでいた。


紅葉は家族と司の家族にケーキを購入し、帰宅した。







「ほら、またよ」
「神子だからってズルすぎ」…ヒソヒソと話していることに紅葉は気づかなかった。