✱✱✱✱✱✱✱Side 風雅 ✱✱✱✱✱✱✱
風雅は紅葉が学校に行っている間【白虎神社】に来ていた。
白虎神社はそこそこ大きな神社だ。
白神家が管理している
『うんうん。しっかり行き届いているね』
「白虎様ですか?」
『うん、そうだね〜君は?』
「僕…いえ、私は紅葉の兄の白神小太郎と申します。紅葉が神子になったって本当ですか?」
黒髪に眼鏡で真面目そうな宮司の姿をしている
『うん』
「そうですか…よかった…」
『よかった?』
「あ。その…アヤカシから狙われて毎日泣きわめいていたほど苦労して、怒りを買い生贄になったのに僕は何もできなくて…神獣様の神子なったなら安心しました。感謝致します」
頭を下げる小太郎。
(紅葉も色々苦労してるんだねぇ…それにこの小太郎って子は紅葉のこと本気で心配してくれるようだ)
『紅葉は大事にするよ〜』
そう伝えると小太郎は嬉しそうに笑った。
『行きたい場所があるんだけど、教えてくれない?』
神社の目立たない場所に風雅の目的地があった。
初代神子の墓だ。
『やぁ。久しぶり…もう君が亡くなってから一度も来ていなかったから…数百年くらいかな?長く生きていると時間の経過わかんないや』
深呼吸し呼吸を整える風雅
『報告したいことがあって来たんだ。オレにも神子が出来たよ。君の子孫さ…ちょっと君に面影あるけど、なかなか変わった子かな…番にするかわからないけどね』
墓は何も言わない
『梅子…君はオレを恨んでる?』
フッと笑う
『そうだったね。君の魂は………』
花を置く
『もう来ないよ。無意味だからさ』
墓にヒラヒラと手を振り、風雅は墓を後にした
風雅は紅葉が学校に行っている間【白虎神社】に来ていた。
白虎神社はそこそこ大きな神社だ。
白神家が管理している
『うんうん。しっかり行き届いているね』
「白虎様ですか?」
『うん、そうだね〜君は?』
「僕…いえ、私は紅葉の兄の白神小太郎と申します。紅葉が神子になったって本当ですか?」
黒髪に眼鏡で真面目そうな宮司の姿をしている
『うん』
「そうですか…よかった…」
『よかった?』
「あ。その…アヤカシから狙われて毎日泣きわめいていたほど苦労して、怒りを買い生贄になったのに僕は何もできなくて…神獣様の神子なったなら安心しました。感謝致します」
頭を下げる小太郎。
(紅葉も色々苦労してるんだねぇ…それにこの小太郎って子は紅葉のこと本気で心配してくれるようだ)
『紅葉は大事にするよ〜』
そう伝えると小太郎は嬉しそうに笑った。
『行きたい場所があるんだけど、教えてくれない?』
神社の目立たない場所に風雅の目的地があった。
初代神子の墓だ。
『やぁ。久しぶり…もう君が亡くなってから一度も来ていなかったから…数百年くらいかな?長く生きていると時間の経過わかんないや』
深呼吸し呼吸を整える風雅
『報告したいことがあって来たんだ。オレにも神子が出来たよ。君の子孫さ…ちょっと君に面影あるけど、なかなか変わった子かな…番にするかわからないけどね』
墓は何も言わない
『梅子…君はオレを恨んでる?』
フッと笑う
『そうだったね。君の魂は………』
花を置く
『もう来ないよ。無意味だからさ』
墓にヒラヒラと手を振り、風雅は墓を後にした