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翌朝、天界に帰る十六夜と榛名。

「また来てね」
「うん!ありがとう、楽しかった」

『榛名に世話かけるなよ』
『へいへい。また呼ぶね〜オレがいなくて淋しくなったら来てもいいんだよ〜?』
『俺様には榛名がいるんだから淋しくない!』


お土産にと十六夜には高級なお酒を、榛名にはお菓子を渡した。




2人は天界に帰り、紅葉は少し遅れて登校だ。


18歳でまだ高校生だ。小さな島だから小中高のそれぞれ1学年1クラスしかないが友達もおり、楽しくやっている。



自室に戻るとブレザーに着替える。
自室を出ると風雅と鉢合わせてしまう。

『どこ行くの?浮気?』


「んなわけあるか!学校よ」

『ああ、なるほど』

「アンタは適当に暇つぶししてれば。私は急ぐからじゃあね!」


『人間は(せわ)しないね〜』