番外編④【3匹のにゃんこ】
「モミィ…好きにゃ」
「モミィ、きらいにゃ」
紅葉が風雅と一緒に天界へ行ってから少し経った。
紅葉は風雅が住む白虎神殿でまったりしていた。
「モミィ、あそぼ!」
「パフェ、だめ!」
西ノ島から連れて来た三毛子猫パフェ♀と白黒子猫のチョコ♀は成長したからか、天界の不思議な影響かわからないがカタコトながら少し喋るようになった。
紅葉を「モミィ」、風雅を「フゥー」と呼ぶ。
パフェは紅葉が名付けたからか懐きまくっていた。
逆にパフェが大好きなチョコはパフェが紅葉に懐くのが気に入らないらしく、嫌っていた。
嫌っているわりにオヤツをあげれば食べ、猫じゃらしで遊んであげると楽しそうにしているし撫でたり抱っこも嫌がらない。
パフェが絡まなければ気にしないようだ。
『紅葉、大人しいね』
「風雅。慣れない場所だから仕方ないでしょ。神様ばっかの世界じゃ好き勝手できないわよ」
暇でダラダラゴロゴロしている紅葉に声を掛けたのは今日の仕事を終えた、風雅。
「フゥー、おかえりにゃ」
「フゥー、パフェ、近づく、ダメにゃ」
『ただいま〜チョコは相変わらずだね〜』
猫たちの頭を撫でる風雅。
風雅は猫を撫で終わると紅葉に飛びつくように抱きしめた。
『おかえりのチューは?』
「……」
紅葉が恥ずかしそうに触れるキスをすると満足そうにしていた。
「まだ仕事かかりそう?」
『うん。1人にさせてごめんね〜』
「仕方ないわよ。本当は掟破りなのに無理させたんだから」
紅葉は神子だから風雅次第だったが、掟により島から出ることを許されない住人たち。
風雅が白神家を一度だけ街へ外出許可貰いに行った際に不真面目な風雅に仕事をする事を条件に神から許された。
天界に戻った風雅は真面目に仕事をしていた。
風雅が不真面目だと紅葉が周りから色々言われ兼ねないので、紅葉を守るためほんの少しだけ真面目になったんだとか。
紅葉としては寂しいが自分や自分の家族のために動いてくれる風雅の優しい気持ちには感謝している。
風雅の仕事は紅葉には難しいので、せめて仕事終わりに甘える風雅を受け入れるくらい。
『もう少しで仕事に余裕できるから天界を案内するよ。つまらないでしょ?』
「パフェとチョコがいるから大丈夫よ。それに…」
風雅は疲れたのか赤ちゃんサイズの神獣(小)になり、ぺたーんとヘタって眠ってしまう。
ヨダレと猫吸いならぬ虎吸いを我慢し、風雅をベッドに運ぶとパフェとチョコは風雅の体を枕にして気持ちよさそうに眠っていた。
「つまらなくないよ。こんな可愛い光景が見れるならね!まさに眼福〜〜!!」
最近の紅葉は3匹のモフモフ団子を眺めては興奮しまくることにハマっていた。
「モミィ…好きにゃ」
「モミィ、きらいにゃ」
紅葉が風雅と一緒に天界へ行ってから少し経った。
紅葉は風雅が住む白虎神殿でまったりしていた。
「モミィ、あそぼ!」
「パフェ、だめ!」
西ノ島から連れて来た三毛子猫パフェ♀と白黒子猫のチョコ♀は成長したからか、天界の不思議な影響かわからないがカタコトながら少し喋るようになった。
紅葉を「モミィ」、風雅を「フゥー」と呼ぶ。
パフェは紅葉が名付けたからか懐きまくっていた。
逆にパフェが大好きなチョコはパフェが紅葉に懐くのが気に入らないらしく、嫌っていた。
嫌っているわりにオヤツをあげれば食べ、猫じゃらしで遊んであげると楽しそうにしているし撫でたり抱っこも嫌がらない。
パフェが絡まなければ気にしないようだ。
『紅葉、大人しいね』
「風雅。慣れない場所だから仕方ないでしょ。神様ばっかの世界じゃ好き勝手できないわよ」
暇でダラダラゴロゴロしている紅葉に声を掛けたのは今日の仕事を終えた、風雅。
「フゥー、おかえりにゃ」
「フゥー、パフェ、近づく、ダメにゃ」
『ただいま〜チョコは相変わらずだね〜』
猫たちの頭を撫でる風雅。
風雅は猫を撫で終わると紅葉に飛びつくように抱きしめた。
『おかえりのチューは?』
「……」
紅葉が恥ずかしそうに触れるキスをすると満足そうにしていた。
「まだ仕事かかりそう?」
『うん。1人にさせてごめんね〜』
「仕方ないわよ。本当は掟破りなのに無理させたんだから」
紅葉は神子だから風雅次第だったが、掟により島から出ることを許されない住人たち。
風雅が白神家を一度だけ街へ外出許可貰いに行った際に不真面目な風雅に仕事をする事を条件に神から許された。
天界に戻った風雅は真面目に仕事をしていた。
風雅が不真面目だと紅葉が周りから色々言われ兼ねないので、紅葉を守るためほんの少しだけ真面目になったんだとか。
紅葉としては寂しいが自分や自分の家族のために動いてくれる風雅の優しい気持ちには感謝している。
風雅の仕事は紅葉には難しいので、せめて仕事終わりに甘える風雅を受け入れるくらい。
『もう少しで仕事に余裕できるから天界を案内するよ。つまらないでしょ?』
「パフェとチョコがいるから大丈夫よ。それに…」
風雅は疲れたのか赤ちゃんサイズの神獣(小)になり、ぺたーんとヘタって眠ってしまう。
ヨダレと猫吸いならぬ虎吸いを我慢し、風雅をベッドに運ぶとパフェとチョコは風雅の体を枕にして気持ちよさそうに眠っていた。
「つまらなくないよ。こんな可愛い光景が見れるならね!まさに眼福〜〜!!」
最近の紅葉は3匹のモフモフ団子を眺めては興奮しまくることにハマっていた。



