「天界って風雅が普段住んでる場所だよね。風雅たち神獣の上司だっけ?の神様がいるっていう」
『うん。紅葉をいずれ神たちの仲間としてむかい入れたいんだ。…オレと永遠の時を過ごすことになる』
風雅はちょっと不安になっていた。
天界に行けば家族と離れることになる。
そして天界に行けば永遠の命を授かる…つまり家族が死んでも自分(紅葉)は生き続けなければならない。
家族を大切にしている紅葉にとっては酷だろう。
最初に伝えておけばよかったと後悔した。
「風雅の番だもんね。仕方ないか〜…」
『え?いいの?家族と離れたり死んでも紅葉は生き続けるんだよ』
「私は家族はずっと一緒だと思ってたけど小太郎兄ちゃんは結婚しそうだし、楓はいずれアヤカシの世界に行って、美晴はまだ心配だけど…それぞれの道があるんだなって。だから私の道は風雅と同じ道に行くだけよ。あ・たまに見回りの時に私も連れて行ってよね」
風雅は珍しくビックリしていた。
紅葉は本当に面白いなと納得もし、笑顔になる。
『そうだね〜紅葉にはオレ以外の男なんて許さないよ。…ってか、紅葉をお嫁さんにするオレって勇敢な男じゃない?島に勇敢な神の銅像とか建てちゃお☆』
「アンタね〜本当に失礼よ!」
いつもの調子で冗談混じりにいうと、紅葉もまたいつものように風雅をバシバシ叩く。
バシバシ叩いている手を掴み、紅葉を懐に入れ抱きしめる風雅。
『オレが恋愛感情持ったり、悩んだり不安になったり…オレの心を引っ掛き回せるのは紅葉だけだ。ずっと離れたくないんだ…愛してる。愛してるって言葉じゃ足りないくらいだけどね』
「…んっ…んぅ…!!」
風雅は紅葉にキスをする。
(…なに…なんか全身に何か入ってくるみたい!もしかして風雅の神通力?…なんだか…心地いいの悔しい…)
唇を離すと顔が真っ赤の紅葉。
キスにすら恥ずかしそうにする紅葉が本当に愛しいなと思った風雅。
風雅の心を満たしてくれるのは紅葉だけだと。
「…なんで天界の話が出るわけ?もしかして近いうちに行くの…?」
『実は白神家を島から許可を得るために神にお願いした時にさ〜本来は島を出るなんて掟破りじゃん?だから"お前は不真面目だから仕事大量にさせてやるから冬までに帰ってこい!”って期限や条件付きの許可だったんだよ』
「神様って優しいんだか厳しいんだかわからないわね…」
天界事情がわからないので紅葉としては反応に困る。
わかったのは風雅は上司から不真面目扱いされてることと紅葉たちの為に働かされるくらい。
『オレを野放しにするくらいには優しい方だよ。島の掟やアヤカシや番のことも見直さないかって提案したら一応、オレたち四神と話し合いしてくれる姿勢はあるんだからね』
「へぇ。じゃあいつかは島の住人も街に行けるかもしれないんだ」
閉鎖された島だからこそ住人全員が顔見知りで絆や団結力が強い。
それはいい事だと思うが昔の考えに囚われることのない選択や柔軟性も必要かもしれない。
他の島はわからないが、島をまとめる白神家は固くないし白虎の風雅も柔軟で自由な考えを持っているのは島にとって幸運に思う。これから少しずつ良い方に向かっていけたらいいなと紅葉は願う。
「12月は冬扱いだし11月中…つまり今月中?」
『いや、紅葉が寝てる間に天界に行って番が見つかったから紅葉が卒業まで延長してもらったよ。その分の仕事増やされたけどね〜』
「そっか…家族に離さないとね」
今月中は嫌だったが卒業までならいいかなと思うも寂しさは残っていた。
『たしか妊活や育児休暇ってのがあるんだっけ〜オレ、紅葉との子供欲しいから延長してもらおっかな〜』
「仕事したくないからサボる言い訳でしょ!…子供って神との間に出来るもんなの?」
『神通力持っている者同士ならね』
紅葉は風雅が赤ちゃんを抱いてる姿を想像してしまい、頬を染める。
いつかは直美のような母親になりたいと思うがまだ早いと考えていた。
『うん。紅葉をいずれ神たちの仲間としてむかい入れたいんだ。…オレと永遠の時を過ごすことになる』
風雅はちょっと不安になっていた。
天界に行けば家族と離れることになる。
そして天界に行けば永遠の命を授かる…つまり家族が死んでも自分(紅葉)は生き続けなければならない。
家族を大切にしている紅葉にとっては酷だろう。
最初に伝えておけばよかったと後悔した。
「風雅の番だもんね。仕方ないか〜…」
『え?いいの?家族と離れたり死んでも紅葉は生き続けるんだよ』
「私は家族はずっと一緒だと思ってたけど小太郎兄ちゃんは結婚しそうだし、楓はいずれアヤカシの世界に行って、美晴はまだ心配だけど…それぞれの道があるんだなって。だから私の道は風雅と同じ道に行くだけよ。あ・たまに見回りの時に私も連れて行ってよね」
風雅は珍しくビックリしていた。
紅葉は本当に面白いなと納得もし、笑顔になる。
『そうだね〜紅葉にはオレ以外の男なんて許さないよ。…ってか、紅葉をお嫁さんにするオレって勇敢な男じゃない?島に勇敢な神の銅像とか建てちゃお☆』
「アンタね〜本当に失礼よ!」
いつもの調子で冗談混じりにいうと、紅葉もまたいつものように風雅をバシバシ叩く。
バシバシ叩いている手を掴み、紅葉を懐に入れ抱きしめる風雅。
『オレが恋愛感情持ったり、悩んだり不安になったり…オレの心を引っ掛き回せるのは紅葉だけだ。ずっと離れたくないんだ…愛してる。愛してるって言葉じゃ足りないくらいだけどね』
「…んっ…んぅ…!!」
風雅は紅葉にキスをする。
(…なに…なんか全身に何か入ってくるみたい!もしかして風雅の神通力?…なんだか…心地いいの悔しい…)
唇を離すと顔が真っ赤の紅葉。
キスにすら恥ずかしそうにする紅葉が本当に愛しいなと思った風雅。
風雅の心を満たしてくれるのは紅葉だけだと。
「…なんで天界の話が出るわけ?もしかして近いうちに行くの…?」
『実は白神家を島から許可を得るために神にお願いした時にさ〜本来は島を出るなんて掟破りじゃん?だから"お前は不真面目だから仕事大量にさせてやるから冬までに帰ってこい!”って期限や条件付きの許可だったんだよ』
「神様って優しいんだか厳しいんだかわからないわね…」
天界事情がわからないので紅葉としては反応に困る。
わかったのは風雅は上司から不真面目扱いされてることと紅葉たちの為に働かされるくらい。
『オレを野放しにするくらいには優しい方だよ。島の掟やアヤカシや番のことも見直さないかって提案したら一応、オレたち四神と話し合いしてくれる姿勢はあるんだからね』
「へぇ。じゃあいつかは島の住人も街に行けるかもしれないんだ」
閉鎖された島だからこそ住人全員が顔見知りで絆や団結力が強い。
それはいい事だと思うが昔の考えに囚われることのない選択や柔軟性も必要かもしれない。
他の島はわからないが、島をまとめる白神家は固くないし白虎の風雅も柔軟で自由な考えを持っているのは島にとって幸運に思う。これから少しずつ良い方に向かっていけたらいいなと紅葉は願う。
「12月は冬扱いだし11月中…つまり今月中?」
『いや、紅葉が寝てる間に天界に行って番が見つかったから紅葉が卒業まで延長してもらったよ。その分の仕事増やされたけどね〜』
「そっか…家族に離さないとね」
今月中は嫌だったが卒業までならいいかなと思うも寂しさは残っていた。
『たしか妊活や育児休暇ってのがあるんだっけ〜オレ、紅葉との子供欲しいから延長してもらおっかな〜』
「仕事したくないからサボる言い訳でしょ!…子供って神との間に出来るもんなの?」
『神通力持っている者同士ならね』
紅葉は風雅が赤ちゃんを抱いてる姿を想像してしまい、頬を染める。
いつかは直美のような母親になりたいと思うがまだ早いと考えていた。