『この老人たちは捨てられたのかい?昔は山に老人捨てる風習あったよね?』
風雅は初めて介護施設に来たので理解していない。
「違いますよ」
『なぜ家族と離れているの?』
風雅の疑問に直美が否定する。
「ここは住んでいる方もいらっしゃいますが通ってる方もいます。中には各家庭で介護していますよ。でも家庭や仕事の事情で難しいとか素人より専門の人にお願いした方がいいと判断して訪れたりしますね」
直美の説明だとこの介護施設は病院が目の前にあり安心できる場所でもある。
『人間はたしかに体、衰えるもんね』
「施設を利用する方々で仲良くなると健康的に元気になる方もいますし恋愛に発展することもあります」
『恋が生まれるなんて、素敵な場所なんだね〜』
直美は「ありがとうございます」と風雅に頭を下げる。風雅は老人たちがパフェとチョコたちをニコニコしながら抱っこしたり撫でている姿に微笑んだ。
「んまっ!お団子めちゃ美味〜」
紅葉はお爺さんたちから「お食べよ〜」「こっちもおあがり〜」と沢山お菓子を進められ食べていた。
楓と氷空も同じように進められ食べていた。
「美味しいです」
「そうかい。あんたアヤカシだね?楓ちゃんの番かい?」
「いえ…いつかはと思っておりますが」
「付き合っちまいなよ。番じゃなくても恋人になれるんだろ?」
「え?」
お婆さんたちがグイグイ話しをしてくるので楓と氷空もタジタジしていた。
「アタシの姉さんは番になったけどさ、いきなり番になれって言われて無理に決まってるから最初は普通の恋人として付き合ったんだよ〜」
「番になると結婚が決まったようなもんだし、儂らだって今はこんなだが、若い頃は心が繊細で可憐な乙女だったんだよ。相手が誰だろうと慎重にもなるさね」
お婆さんたちは自分の恋の話しなど懐かしく盛り上がっていた。
「恋人…」
楓は小さく呟くと氷空は楓をみて落ち込んだ。
「ありゃ手ベトベトになっちゃった」
紅葉は急いで水洗い場に行こうとすると風雅が反応する。
「近くだし、ついてこなくていいから!」
『了解〜』
風雅はお年寄りたちから手を合わせ拝まれていた。
風雅は初めて介護施設に来たので理解していない。
「違いますよ」
『なぜ家族と離れているの?』
風雅の疑問に直美が否定する。
「ここは住んでいる方もいらっしゃいますが通ってる方もいます。中には各家庭で介護していますよ。でも家庭や仕事の事情で難しいとか素人より専門の人にお願いした方がいいと判断して訪れたりしますね」
直美の説明だとこの介護施設は病院が目の前にあり安心できる場所でもある。
『人間はたしかに体、衰えるもんね』
「施設を利用する方々で仲良くなると健康的に元気になる方もいますし恋愛に発展することもあります」
『恋が生まれるなんて、素敵な場所なんだね〜』
直美は「ありがとうございます」と風雅に頭を下げる。風雅は老人たちがパフェとチョコたちをニコニコしながら抱っこしたり撫でている姿に微笑んだ。
「んまっ!お団子めちゃ美味〜」
紅葉はお爺さんたちから「お食べよ〜」「こっちもおあがり〜」と沢山お菓子を進められ食べていた。
楓と氷空も同じように進められ食べていた。
「美味しいです」
「そうかい。あんたアヤカシだね?楓ちゃんの番かい?」
「いえ…いつかはと思っておりますが」
「付き合っちまいなよ。番じゃなくても恋人になれるんだろ?」
「え?」
お婆さんたちがグイグイ話しをしてくるので楓と氷空もタジタジしていた。
「アタシの姉さんは番になったけどさ、いきなり番になれって言われて無理に決まってるから最初は普通の恋人として付き合ったんだよ〜」
「番になると結婚が決まったようなもんだし、儂らだって今はこんなだが、若い頃は心が繊細で可憐な乙女だったんだよ。相手が誰だろうと慎重にもなるさね」
お婆さんたちは自分の恋の話しなど懐かしく盛り上がっていた。
「恋人…」
楓は小さく呟くと氷空は楓をみて落ち込んだ。
「ありゃ手ベトベトになっちゃった」
紅葉は急いで水洗い場に行こうとすると風雅が反応する。
「近くだし、ついてこなくていいから!」
『了解〜』
風雅はお年寄りたちから手を合わせ拝まれていた。



