夕食が終わると楓と直美は美晴にご飯持って行った。
紅葉は2人に任せて風雅の部屋で猫と遊ぶ。
猫たちは拾った時には痩せていたが平均体重くらいにはふっくらとしていた。
「モフモフ〜モフモフぅ〜」
ヨダレを垂らしたり頬ずりをしながらモフモフを堪能する。
猫たちは嫌がらず嬉しそうに受け入れていた。
猫たちにも性格があり、少しわかるようになってきた。
白猫のシロコは子猫のお母さんなこともあり、しっかりしつつ甘え上手。
黒猫の黒糖は子猫の中では年上の方なのか勇敢。
白黒のチョコはおっとりで優しい。
ミケのパフェは元気で好奇心いっぱい。
茶トラの寅次はあわてんぼうで臆病。
「個性強いのね」
『名を与えてられ、個を持ったからね。名を与えてた人間に似るのさ』
「だから名前を付けろって言ったの?」
『うん』
たしかにパフェは名付けた紅葉に似ているし楓が名付けたチョコは優しいところは似ている。
紅葉はポケットに入れていた進路希望の紙を取り出す。
『紅葉は将来どうするんだい?』
「私は神社で巫女かな〜やりたいことないしさ。私一応アンタの神子だし虎ちゃんの番じゃん?アンタ次第になるのよね」
『オレの番だろ。紅葉がしたいようにすればいいよ。嫌なら神子も番もやめて構わないからさ』
「アンタほんと勝手に決めてるくせに、やめたきゃやめろって勝手ね!」
紅葉は思わずため息をつく。
『楓や小太郎のことだね?』
「まぁね。なんかさ…家族ってずっと一緒だと思ってたのに離れて行く感じでさ。司兄ちゃんが結婚した時はショックだったのよ?近くに住んでるけどね。両親は変わらないけど小太郎兄ちゃんに恋仲がいて、楓もなんかいい雰囲気だし、美晴もお手伝い始めてるし…変わってないの私だけ…私だけ取り残されてる感じ」
『弱音なんて紅葉らしくないね…』
「うっさいわ!…私のせいで苦労してる家族には幸せになって欲しいのよね。神パワーでご利益ないの?」
『そういうのはないかな〜』
風雅は紅葉を抱きしめる
「ちょっと!」
紅葉はバタバタさせるが風雅は離さない。
『オレは数百年ずっと代わり映えのしない日々だったけど紅葉や白神家と過ごす日々は楽しいんだ。特に紅葉はオレにとって大事な存在になってる。ありがとう、愛してる』
「んっ……っ!」
風雅は紅葉にキスをする。
『紅葉がオレと離れたくないって望むならオレは紅葉のために尽くすよ。だから紅葉もオレに心も体も…魂も捧げてくれないか』
真剣な表情をする風雅の顔が近い。思わず目を逸らすと『オレから逃げないでよ』と顎をクイッとし少し長いキスをする
「あ…は…ハロウィンの夜まで待って!答えだすから…でも期待しないでよね!」
『うん、わかったよ。オレはいい子だから普通にしているよ〜』
真剣な顔からいつもの顔に戻る風雅。
紅葉は2人に任せて風雅の部屋で猫と遊ぶ。
猫たちは拾った時には痩せていたが平均体重くらいにはふっくらとしていた。
「モフモフ〜モフモフぅ〜」
ヨダレを垂らしたり頬ずりをしながらモフモフを堪能する。
猫たちは嫌がらず嬉しそうに受け入れていた。
猫たちにも性格があり、少しわかるようになってきた。
白猫のシロコは子猫のお母さんなこともあり、しっかりしつつ甘え上手。
黒猫の黒糖は子猫の中では年上の方なのか勇敢。
白黒のチョコはおっとりで優しい。
ミケのパフェは元気で好奇心いっぱい。
茶トラの寅次はあわてんぼうで臆病。
「個性強いのね」
『名を与えてられ、個を持ったからね。名を与えてた人間に似るのさ』
「だから名前を付けろって言ったの?」
『うん』
たしかにパフェは名付けた紅葉に似ているし楓が名付けたチョコは優しいところは似ている。
紅葉はポケットに入れていた進路希望の紙を取り出す。
『紅葉は将来どうするんだい?』
「私は神社で巫女かな〜やりたいことないしさ。私一応アンタの神子だし虎ちゃんの番じゃん?アンタ次第になるのよね」
『オレの番だろ。紅葉がしたいようにすればいいよ。嫌なら神子も番もやめて構わないからさ』
「アンタほんと勝手に決めてるくせに、やめたきゃやめろって勝手ね!」
紅葉は思わずため息をつく。
『楓や小太郎のことだね?』
「まぁね。なんかさ…家族ってずっと一緒だと思ってたのに離れて行く感じでさ。司兄ちゃんが結婚した時はショックだったのよ?近くに住んでるけどね。両親は変わらないけど小太郎兄ちゃんに恋仲がいて、楓もなんかいい雰囲気だし、美晴もお手伝い始めてるし…変わってないの私だけ…私だけ取り残されてる感じ」
『弱音なんて紅葉らしくないね…』
「うっさいわ!…私のせいで苦労してる家族には幸せになって欲しいのよね。神パワーでご利益ないの?」
『そういうのはないかな〜』
風雅は紅葉を抱きしめる
「ちょっと!」
紅葉はバタバタさせるが風雅は離さない。
『オレは数百年ずっと代わり映えのしない日々だったけど紅葉や白神家と過ごす日々は楽しいんだ。特に紅葉はオレにとって大事な存在になってる。ありがとう、愛してる』
「んっ……っ!」
風雅は紅葉にキスをする。
『紅葉がオレと離れたくないって望むならオレは紅葉のために尽くすよ。だから紅葉もオレに心も体も…魂も捧げてくれないか』
真剣な表情をする風雅の顔が近い。思わず目を逸らすと『オレから逃げないでよ』と顎をクイッとし少し長いキスをする
「あ…は…ハロウィンの夜まで待って!答えだすから…でも期待しないでよね!」
『うん、わかったよ。オレはいい子だから普通にしているよ〜』
真剣な顔からいつもの顔に戻る風雅。