母親と会って、瑛二の中からは少しだけ重たい部分が消えたかもしれない。
 でも、きっと、それはまだ残っていて、いつも光を求めるだろう。
 いまの俺はぜんぜんなれないだろうけど、いつか瑛二の光になりたいと思う。

 だから、いつか光に変わるまで――。