澪…俺にキスしろ」
聖臣が甘い声で囁く

「はい、聖臣様」
ソッと優しくキスをすると聖臣は澪の頭をを撫でる

「よし、偉いぞ」
「聖臣様に躾けていただいたおかげですよ〜」
冗談交じりに笑い合う


「…私、和彦さんに返事しなきゃ」

二人はシャワーを浴びて着替え、和彦の所へ


「和彦さん!あの返事の件なんですが、その…!」

和彦は澪の雰囲気を察し、聖臣と相槌をした

「澪ちゃん!」
強く抱きしめられ激しいキスをされた

「ぅ…ん!?」


和彦は澪に耳元で囁く
「これが最後のキスだよ」


「和彦さん、あの…」

「澪ちゃんのおかげでオレ、初めて本気で恋愛したんだ。初めての恋愛相手になってくれてありがとうね。兄貴が嫌になったらオレに乗り換えてもオッケーよ〜」


「はい!和彦さんの優しさに感謝します」

「幸せになんなよ」と澪の頭を撫でながら去っていった