「わあぁっ!凄い大浴場だ!」  

澪は大興奮していた。
食後、大浴場でゆっくり体をリフレッシュしないかと勧められたので甘えることにした。


体を洗い、さっそく大浴場に足を踏み入れた。

気持ち良すぎてウトウトしていると物音が聞こえ、慌てて起きる。

誰かが大浴場に入ってきた。




…聖臣だ。

聖臣は澪に気が付かず構わず湯に浸かる。

風呂上がりの聖臣を見た事は何度かあるが大人の色気を纏っている。

早く脱出せねばと焦っていると音を立ててしまった


(あっ…)

「誰かいるのか!」
「えっと…私です」

「澪!す、すまん眼鏡がないと何も見えなくて!」


出ようとする聖臣の腕を掴み振り向いた途端、澪は聖臣を強く抱きしめた

「私……聖臣様が好き…です。私を貴方の奥さんにしてほしいです」

「澪…いいのか?俺は自分では止められないほどお前に強い独占欲と執着心を持っているんだぞ」

「はい。聖臣様の重い愛を他の女性じゃ耐えらないでしょうから私が聖臣様を仕方な〜く貰ってやるんです!」
澪は悪戯っぽい顔で威張ってみた。


聖臣は澪を強く抱きしめた返した。



二人はキスをした。