「あの無能ゴミがぁぁぁ!調子に乗りやがって!」
場を離れた夏姫は叫んでいた

「夏姫?」
声を掛けられた夏姫は悪魔の血相から可愛くぶりっ子に戻る

「あら〜直樹くんどうしたの?」
「あ…夏姫、さっきの…ごめん、サヨナラ!」
直樹と呼ばれた男は走り去っていった。

「ハァァ〜アタシが振られたですって!可愛いアタシが振る側でしょ!ありえない!ありえない!無能のせいよ!許さない!」







「澪ちゃん、遅くなってごめん」
「ううん、ありがとう」

腫れていたが大したことないと思ったが和彦が心配するので病院へ行った。

和彦は澪が診察中に聖臣に報告の電話をしていた。

「夏姫って女に遭遇したけどヤバいな、アレは。金剛田に連絡行くかもな」
『問題ない、むしろ好都合だ。こちらで対処するからお前は澪を頼む』
「オッケー」


診察の結果は軽傷で数日で治るとのこと。

和彦はデートは中止して帰ろうと提案したのだが澪が
「怪我しててもお腹は減るし、ご飯食べないとむしろ治らないよ。こんな女連れ歩きたくない?」と言ってみた。和彦は悪くないのに自分を責めてるようなので安心させたかったから。

「そんなことない。行こう!」