「なに10円って?えっ?えっ?」
和彦は駄菓子の安さや興味津々になっていた。
そして片っ端から購入しまくっていた。

「買いすぎじゃない?」
「兄貴と食べるから平気だよ」
「本当に仲良いね」
「うん。オレが心を許せる数少ない人間だからね」

澪は夏姫を思い出していた。いつか仲の良い姉妹になれればと思ったが家族に身売りされてやっと無理だと気づいた。


和彦がやりたいと言った射的に挑戦することに。
何度かやっていくと上達し、景品をgetした。

getした景品はプリ◯ツで2袋入を1袋ずつ分けてラムネを飲みながら一緒に食べた。

「ごめん、ちょっと化粧室行ってくるね」
「了解」


化粧室は座っていた場所から少し歩く。






「無能のゴミのクセにいいご身分じゃねぇか」

後ろから聞き慣れた声に振り向くと


「夏姫…」