聖臣と帰宅すると和彦が待っていた。

「お帰り澪ちゃ〜ん！……あと兄貴」
「ただいま」
「兄貴に襲われなかった？変な事されたらオレに言うんだよ？」
「大丈夫だよ」


和彦はリビングで仕事をしていたようだ。
「兄貴〜帰って来たとこ悪いけど仕事の話があるんだよ」
「わかった。澪はもう休んでくれ」
「はい。今日は本当にありがとうございました」



澪が寝る準備をしているとノックがあり、出てみると和彦だった。

「ごめんね〜寝る間に」
「いえ、お夜食ですか？」

複数の紙袋を差し出す

「これ明日のデート服。オレ好みのコーデで悪いけど良かったら着て欲しくて」
「わぁあ。ありがとうございます！」

「じゃあ明日よろしくね。おやすみ♪」

和彦は澪に軽いキスをして部屋を後にした。



紙袋を開けると服だけではなく、アクセサリーや靴、バッグなどデート一式が揃っていた。

感激した澪は明日が楽しみになった