風呂あがり自室に向かう途中に和彦から声をかけてきたてきた、和彦。


「有給休暇にしてもらったからいいよね?」
「うん。何かあるの?」

「デートしょっ!」
「デート…」
澪の顔が赤くなる。
恋人でもないし、戸籍上だけは聖臣と夫婦関係だし…と悩んだが、和彦を見るとなんだか楽しそうにご機嫌だった。聖臣には恋愛自由だと聞いたし恋愛関係なく和彦とお出かけしてみたいと思った。



「いいよ、よろしくね」

「やった!澪ちゃんにとって最高の思い出に残るデートにするから期待してて!」
「うん」

「おい、待て。有給休暇だせと言うから何事かと思えば…俺も行く」

聖臣が顔をだす。デートと聞いて黙っていられなくなったらしい。


「兄貴、邪魔だから!空気読んでくれよな〜」
「澪の事だけは別だ」

嫌な空気を感じとった澪は3人一緒か土日どちらか一方にしましょうと提案し、後者の土日どちらか一方とデートに決まった。