「では使用人でも雑用係でも働かせていただきます」

澪は即答し男に頭を下げる

男は驚いていた。

「3億だぞ?お前が一生働いても返せないんだ。意地を張らないで俺の子を産んだ方が楽できるだろう?」


「私は好きな人と恋愛して結婚したいんです。苦労しても貫きたい」

もう家族には見切りを付けた。恋愛もいつかはしたい。

男は迷いのない澪の表情をみて口角をあげる

「お前は家族に怯えたり突然強気になったりわからない女だな」

男は澪の顎をクイッとする


「お前を俺専属メイドとして雇ってやる。ボロ雑巾のように働かせ、俺に屈して俺の子を産みたいと言わせてやろう」

「女を道具としてしか見てない方になんか絶対、言いませんよ」

澪は男の発言にちょっと怒っていた


「まぁいい。俺の名前をまだ言ってなかったな、百目鬼聖臣(どうめきたかおみ)だ。主従関係になるのだから聖臣様と呼べ」

「は、はい!聖臣様」




こうして澪は契約結婚をし聖臣の専属メイドとなった