透けて見える。 他人の狡猾さ。 見たくないものだ。だがそれは俺には有利に働く。社会人として生きていく以上他人との付き合いも選択のうちだ。 信用できる、できないの差は天と地ほど。 今は透けて見えるような狡猾さを、どうこちらのために活かすか。 俺もまた、利用する側であり、される側だ。