傷いた恋を、ただ、続けたかった

青春・恋愛

蜃気羊/著
傷いた恋を、ただ、続けたかった
作品番号
1734028
最終更新
2024/09/12
総文字数
14,702
ページ数
1ページ
ステータス
完結
いいね数
5
ランクイン履歴

総合19位(2024/09/19)

青春・恋愛7位(2024/09/19)

ランクイン履歴

総合19位(2024/09/19)

青春・恋愛7位(2024/09/19)

失恋の話や、恋の場面、頑張れない日常のセンチメンタルな場面を詩にしました。
全部で72作、収録されています。

※表紙イラスト/ノーコピーライトガール様
(https://fromtheasia.com/illustration/nocopyrightgirl)



 ☆さよなら、君がすべてだった私


 君のおかげでこれまで、
 数え切れないほどの涙をこぼしたんだよ。
 私は君の理想に近づこうと、
 色々、頑張ってみたけど、
 その頑張りなんて君には、1ミリも伝わらなかったんだね。

 さよなら。
 そう君に告げて、よかったと思ってるよ。
 だけど、なぜか、君の無邪気な笑顔だらけの思い出が重いよ。




 ☆甘えられるうちに自分を甘やかそう。


 甘さを濃縮する方法はたくさんあるけど、
 自分を簡単に甘やかす魔法なんてないよ。



 ☆秘めた気持ちを教えて。


 君の小指のピンキーリングが、
 夏の始まりの日差しでイエローゴールドに輝いている。

 テラス席で僕と向かい合って座る君は涼しげなのに、
 たまに寂しく微笑む君は何かを秘めているような気がした。

 だから、僕は素直に悩みを聞くと、
 君は少し驚いた表情をした。



 ☆君は素直じゃない


 雨上がりで冷たい街を二人で歩いている。

 LEDの青を反射するアスファルトは
 君の黒色マッシュと相まって、すごくクールだよ。
 そして、君はいつものように口数が少ない。

 夜のこの街は人が多くて、
 浮足立つから、
 君の冷たい手をぎゅっと握って、
 いつもの店まで行く。

 そんな君が好きだって、強く思った。

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