「ずばり、若菜を遊びに連れ出すのに協力して欲しい!」
まあそうだよな、先日の流れから言ったら。と奥野が思っていると、先輩が続ける。
「いや実は、クラスの女子から遊びに誘われたんだけど、若菜も連れてくるようにって言われてさ。でもあいつ、俺達がどんだけ誘っても全然付き合ってくれないんだよ……。いつもはしょうがないって諦めてるけど、今回に限っては女子からの誘いだから、絶対行きたいわけ!でも若菜が来ないってなると遊びに行く話そのものがなくなる可能性があるんだよ。だからここは、眞由くんに是非とも頼みたい!」
「……はあ」
つまり、女子と遊びに行くために若菜を何としてもメンバーに入れなければいけないから協力してくれと。
「眞由くんが言えば聞くと思うんだよね!」
「それは……どうでしょう」
丁度つい最近、たまには友達と遊びに行ったらどうかと提案したことがあったが、若菜は頷かなかった。
「僕が言えば何でも聞くってわけではないですし……」
まあそうだよな、先日の流れから言ったら。と奥野が思っていると、先輩が続ける。
「いや実は、クラスの女子から遊びに誘われたんだけど、若菜も連れてくるようにって言われてさ。でもあいつ、俺達がどんだけ誘っても全然付き合ってくれないんだよ……。いつもはしょうがないって諦めてるけど、今回に限っては女子からの誘いだから、絶対行きたいわけ!でも若菜が来ないってなると遊びに行く話そのものがなくなる可能性があるんだよ。だからここは、眞由くんに是非とも頼みたい!」
「……はあ」
つまり、女子と遊びに行くために若菜を何としてもメンバーに入れなければいけないから協力してくれと。
「眞由くんが言えば聞くと思うんだよね!」
「それは……どうでしょう」
丁度つい最近、たまには友達と遊びに行ったらどうかと提案したことがあったが、若菜は頷かなかった。
「僕が言えば何でも聞くってわけではないですし……」