きっかけは、昨日の母との電話にある。
『最近、お父さんから手紙が届くのよ』
昨日、実家の母に電話をしたら、そんなことを言われた。
母はまだ六十代後半。大きな持病を抱えることなく、週に三日パートに出かける元気もある。
それでも地元で一人暮らしをする母の安否を確認するために、時々電話をかけている。
五歳の男の子と、三歳の女の子の育児に忙しい姉も、時々は電話をしているみたいだけど、子育てが忙しいから、どうしても電話をする率は、私の方が多くなる。
それで昨日も、時間があったから母に電話をしたのだけど『最近どう?』て私の質問に返ってきたのがその言葉だった。
死んだ父から、手紙が来るはずがない。
私は母の言葉に凍りついた。
衝撃のあまり、私はまごまごとわけのわからないことを言って電話を切り、急いであやめ姉さんに電話をかけた。
『最近、お父さんから手紙が届くのよ』
昨日、実家の母に電話をしたら、そんなことを言われた。
母はまだ六十代後半。大きな持病を抱えることなく、週に三日パートに出かける元気もある。
それでも地元で一人暮らしをする母の安否を確認するために、時々電話をかけている。
五歳の男の子と、三歳の女の子の育児に忙しい姉も、時々は電話をしているみたいだけど、子育てが忙しいから、どうしても電話をする率は、私の方が多くなる。
それで昨日も、時間があったから母に電話をしたのだけど『最近どう?』て私の質問に返ってきたのがその言葉だった。
死んだ父から、手紙が来るはずがない。
私は母の言葉に凍りついた。
衝撃のあまり、私はまごまごとわけのわからないことを言って電話を切り、急いであやめ姉さんに電話をかけた。