───進路───
進路はどうするだと父親と母親に呼び止められ、突如として始まった家族会議。
季節ももう冬休み、周りの皆はもうとっくに進路を決めて進み始めていた。
「…専門学校に行こうかなって思ってるんだ」
「何の?」
「レントゲン技師」
「レントゲン技師なんて裏方の仕事より普通に医者とかじゃ駄目なの?それに私は貴方の身体が心配だわ…お願いだから不安にさせないで頂戴」
「そうだぞ、教師とか、他にも沢山あるだろう?」
「どうしてもレントゲン技師になりたいんだ」
「駄目ったら駄目よ!他のにしなさい」
こうして僕の進路は決まらないまま新年を迎え、2月が来ていた。
「なぁ、ひーちゃん。このまま駆け落ちしたらどうなるかな?」
「みーちゃん?」
「僕…まだ進路が決まらないままなんだ」
「俺はリハビリ療法士になりたいって決まってるよ。みーちゃんはなりたいものとかやりたいことってないの?」
「レントゲン技師になりたい」
「いいじゃん!俺は応援してる!卒業後は独りで暮らすつもりだし、一緒に暮らそうよ」
「ひーちゃん…ありがとう」
進路はどうするだと父親と母親に呼び止められ、突如として始まった家族会議。
季節ももう冬休み、周りの皆はもうとっくに進路を決めて進み始めていた。
「…専門学校に行こうかなって思ってるんだ」
「何の?」
「レントゲン技師」
「レントゲン技師なんて裏方の仕事より普通に医者とかじゃ駄目なの?それに私は貴方の身体が心配だわ…お願いだから不安にさせないで頂戴」
「そうだぞ、教師とか、他にも沢山あるだろう?」
「どうしてもレントゲン技師になりたいんだ」
「駄目ったら駄目よ!他のにしなさい」
こうして僕の進路は決まらないまま新年を迎え、2月が来ていた。
「なぁ、ひーちゃん。このまま駆け落ちしたらどうなるかな?」
「みーちゃん?」
「僕…まだ進路が決まらないままなんだ」
「俺はリハビリ療法士になりたいって決まってるよ。みーちゃんはなりたいものとかやりたいことってないの?」
「レントゲン技師になりたい」
「いいじゃん!俺は応援してる!卒業後は独りで暮らすつもりだし、一緒に暮らそうよ」
「ひーちゃん…ありがとう」