「水城くん、よければこれどうぞ……!」
翌日の昼休み、俺は水城くんにフルーツサンドを差し出した。例の購買のフルーツサンドである。
昨日あんな話をしたから、なんだか無性に食べたくなってしまって、昼休みになってすぐ購買に走ったのだ。
「もしかして、昨日話してたフルーツサンド?」
水城くんはぱちりと目を瞬いた。呆気に取られたような顔で、また新しい表情が見れてしまったな、と思う。
その手元には、半分ほど食べ進めた弁当箱。運動部が使うようなデッカいやつだ。意外と食べるんだなぁ。
「そう! 昨日話してたら食べたくなってさ。買いにいってみたらまだあってラッキーだった!」
「ああ、大慌てで出ていったのはそういう。……食べたいんだったら自分で食べれば? なんで僕に?」
怪訝そうに小さく首を傾げる水城くん。
「よく考えたら、食べたことある俺より、食べたことない水城くんに食べてみてほしいなって……。今日のデザートにどうかな? 弁当だけでお腹いっぱいになりそうなら、帰ってから食べてもいいし!」
「食べたい人が食べたほうがいいと思うけど」
「でも本当に美味いから……あっ、もしかして甘いの苦手? ご、ごめん、水城くんの好みも聞かずに!」
よければ、と最初に言ってあったけど、断りづらい強引さだったかも。
慌てる俺に首を振って、水城くんはフルーツサンドを受け取ってくれた。
「苦手ってわけでもないし、そういうことなら半分もらっておく。ありがとう」
「……俺と半分こしてくれるってこと?」
「もともと食べたかったのは君なんだから、半分このほうがいいでしょ」
俺が先に言ってしまった言葉ではあるけど、水城くんが『半分こ』って言うの、なんかほっこりするな……。
なんて余計なことを考えつつ、うーんとフルーツサンドを見やる。
クリームとフルーツがたっぷりと入ったそれは分厚くて、一袋に一つしか入っていない。二つ入ってるタイプだったら半分こも簡単だったんだけど……。
食べる場所によって入ってるフルーツも違うし、思う存分味わうためには一人で一つ食べきるのがベストだ。
「……いや、ここは水城くん一人で食べてよ。せっかくだし、全部味わってほしい」
「そしたら君の今日のお昼ご飯は?」
「あ、その心配してくれてたの!? ありがとう、大丈夫だよ。ちゃんと弁当もあるから」
リュックの中から弁当箱を取り出して見せれば、水城くんは「……わかった」と不服そうにうなずいた。
「いくらだった?」
「俺が押しつけたみたいなものだし、食べてもらえれば十分だよ!」
「じゃあ千円で」
「わーっ、三百円です!!」
「最初からそう答えればいいのに」
無理やり渡されそうになった千円札を突き返せば、水城くんはぴったり三百円をこちらに寄越した。……確かに水城くん、別に押しに弱くない、かも。
しょぼしょぼと三百円をしまって、自分も弁当を広げようとしたところで思いつく。
「水城くん、一緒に食べてもいい?」
「……いいよ」
「ありがとう! 昨日もほんとは、一緒に帰るだけじゃなくて昼も誘っておけばよかったーって思ってたんだ」
いそいそと移動を開始する。水城くんの前の席を借りるのが一番一緒に食べやすいだろうけど、あいにくとそこは女子の席。友達ならともかく、全然関わりのない女子に席を借りるのは申し訳ないから、俺は自分の椅子を水城くんの机の横に置いた。
通路は塞いじゃうけど、まあ今はほとんど教室に人いないし。邪魔になりそうになったら戻ろう。
水城くんの机の端っこに弁当を広げさせてもらって、気づく。
……水城くん、めちゃくちゃゆっくり食べてくれてないか? たぶん、水城くんがもう半分食べてるのに対して、俺が食べ始めてもいないからなんだろうけど。
こういう気遣いも、好きになれそうなところだなぁ。
「……何そのにやけ顔」
「えっ、にやけてた!? その、俺に合わせて食べるペース落としてくれてるのかなって思って……」
「…………わかった。君がそういう顔してるときはスルーするようにするから、君も今後、そういうのはわざわざ言わなくていい」
つまり俺の言ったとおりということである。
ばつが悪そうに視線を逸らす水城くんに、つい小さく笑ってしまう。無言の気遣いがバレたらちょっと気まずい、って感覚、水城くんにもあるんだな。
「はーい。じゃあ話は変わるけど、水城くんって……そうだ、兄弟とかいる?」
「三つ上に姉が一人」
「おー、お姉さんいるんだ。ぽいかも……? いや下にいるようにも見えるし、一人っ子にも見えるな……」
「よくわからないってことだよね、それ」
「あはは……そうだな。俺、まだ水城くんのこと全然知らないから。だから今、水城くんのこと何でも知りたいよ!」
「……そう」
水城くんが食べる様は、なんというか上品だった。箸の使い方すら達人並みに見える。箸の達人とかないだろうけど。
姿勢の良さとか、手の綺麗さとかも原因なのかな。そんなふうに分析しつつ、俺も弁当を食べながら話を続ける。
「お姉さんってどんな人?」
「尊敬できる人。君は一人っ子?」
「うん、正解! 一人っ子っぽい?」
「マイペースだから」
「それ上に兄弟いる人も当てはまるんじゃない?」
「僕もマイペースだって?」
「違う違うそうは言ってな……いや、でも水城くんは大分マイペースだと思う……」
正直に言えば、水城くんはちょっとおかしそうに笑った。教室にいる人たちがざわりとするのがわかる。
これは水城くんに限らない話だけど、一緒に話している相手がこうやって自然に笑ってくれるのって嬉しい。他愛無い話であればあるほどなおさらだ。
やがて弁当を食べ終わった水城くんが、フルーツサンドを口に運ぶ。口の端についたクリームを舌で舐めとるようなことはせず、水城くんはティッシュで拭った。
「……確かにあんなふうに言うだけあるね。美味しいよ、ありがとう」
「だろ!? へへっ、よかったぁ」
水城くんと話すのは楽しくて、昼休みが終わるのもあっという間だった。
予鈴が鳴って自分の席に戻る前に、ちょっと勇気を出して訊いてみる。
「……水城くん、今日も一緒に帰らない?」
「いいよ」
「即答!?」
「今日も別に予定ないし。掃除がない日なら、いつでも帰れるよ」
「……掃除がない日なら、誘えば毎回オッケーってこと? 水城くんが掃除ある日でも、俺が終わるまで待ってれば一緒に帰れる?」
「そこまでして僕と帰りたいの?」
水城くんは呆れたように言って、それでも「まあいいけど」と言ってくれた。
い、いいんだ……。水城くんって、無害認定した相手にはかなり優しいんだな。水城くんを好きになりたい、という目的が目的だから、本当は無害じゃないのが申し訳ない。
放課後、また水城くんと一緒に帰る。
お互いのことをまだよく知らないから、というのもあるんだろうけど、水城くんとの会話は案外弾む。話しているときに沈黙の時間はないし、だからと言って話しすぎて疲れることもない。ちょうどよくて、心地よかった。今後沈黙の時間が生まれるようになったとしても、この心地よさは変わらないだろうな、という予感があった。
「……ちょっと待ってて」
――ふと水城くんが方向転換する。その先では杖をついたおばあさんが横断歩道を渡ろうとしていた。
おばあさんに駆け寄った水城くんは「一緒に渡らせてください」とそっと声をかけて、周囲を確認しながら一緒に横断歩道を渡り始めた。
……う、うわぁ。すごい。微塵もためらいなく、こんな行動取れる人いるんだ。
俺も何かしら手伝いたかったけれど、一緒に渡る役は二人もいらないだろうと思うと、渡り切るまで見守っていることしかできなかった。お礼を言っているのであろうおばあさんに首を横に振って、水城くんは俺のほうへと帰ってくる。
「ごめん、待たせて」
「いくらでも待たせていいよ!! 俺のほうこそなんも力になれなくてごめん……」
「謝るようなことじゃないでしょ。一人いれば十分だったし」
当たり前のことをしただけ、という顔で、水城くんはさっさと歩き出す。
隣を歩きながら、俺はしみじみとつぶやいてしまった。
「水城くんって……めっちゃくちゃかっこいいね」
自分にはできないことをさらっとやってみせる人ってかっこよく見えるけど、その中でも今のは、ほんとの本当にかっこよかった。憧れる、と言ってもいいかもしれない。これは紛れもなく、好きなところだ。恋をするきっかけになりそうなところ。
俺の感嘆に、水城くんはちょっと眉をひそめた。
「……勘違いしてるかもしれないから言うけど、困ってる人がいたら誰彼構わずに助けるわけじゃないからね。好意持たれそうな相手は避けてるし」
「でもそれって、自分が助けられる範囲の人は助けるってことだよね。俺、知り合い以外助けられる自信ない……」
「君の『助けられる範囲の人』が知り合いってだけなんじゃないの」
あっさりと言われた言葉に、思わず目を丸くする。
……そう言われればそう、なのかも? でもそれって、ただの物は言いようってやつじゃないか?
「知り合いだけだと、かなり範囲狭くない?」
「それで何か問題ある? そもそも助けられる余裕がある、他人を助けたいと思う人間だけ行動すればいいんだよ」
「……水城くんって」
横並びだから、水城くんの瞳をまっすぐに見られないことが少し残念だった。
「やっぱりかっこいいね」
「……それはどうも」
何を言っても俺の感想が変わらないと察したのか、水城くんは仕方なさそうにちょっと笑った。
翌日の昼休み、俺は水城くんにフルーツサンドを差し出した。例の購買のフルーツサンドである。
昨日あんな話をしたから、なんだか無性に食べたくなってしまって、昼休みになってすぐ購買に走ったのだ。
「もしかして、昨日話してたフルーツサンド?」
水城くんはぱちりと目を瞬いた。呆気に取られたような顔で、また新しい表情が見れてしまったな、と思う。
その手元には、半分ほど食べ進めた弁当箱。運動部が使うようなデッカいやつだ。意外と食べるんだなぁ。
「そう! 昨日話してたら食べたくなってさ。買いにいってみたらまだあってラッキーだった!」
「ああ、大慌てで出ていったのはそういう。……食べたいんだったら自分で食べれば? なんで僕に?」
怪訝そうに小さく首を傾げる水城くん。
「よく考えたら、食べたことある俺より、食べたことない水城くんに食べてみてほしいなって……。今日のデザートにどうかな? 弁当だけでお腹いっぱいになりそうなら、帰ってから食べてもいいし!」
「食べたい人が食べたほうがいいと思うけど」
「でも本当に美味いから……あっ、もしかして甘いの苦手? ご、ごめん、水城くんの好みも聞かずに!」
よければ、と最初に言ってあったけど、断りづらい強引さだったかも。
慌てる俺に首を振って、水城くんはフルーツサンドを受け取ってくれた。
「苦手ってわけでもないし、そういうことなら半分もらっておく。ありがとう」
「……俺と半分こしてくれるってこと?」
「もともと食べたかったのは君なんだから、半分このほうがいいでしょ」
俺が先に言ってしまった言葉ではあるけど、水城くんが『半分こ』って言うの、なんかほっこりするな……。
なんて余計なことを考えつつ、うーんとフルーツサンドを見やる。
クリームとフルーツがたっぷりと入ったそれは分厚くて、一袋に一つしか入っていない。二つ入ってるタイプだったら半分こも簡単だったんだけど……。
食べる場所によって入ってるフルーツも違うし、思う存分味わうためには一人で一つ食べきるのがベストだ。
「……いや、ここは水城くん一人で食べてよ。せっかくだし、全部味わってほしい」
「そしたら君の今日のお昼ご飯は?」
「あ、その心配してくれてたの!? ありがとう、大丈夫だよ。ちゃんと弁当もあるから」
リュックの中から弁当箱を取り出して見せれば、水城くんは「……わかった」と不服そうにうなずいた。
「いくらだった?」
「俺が押しつけたみたいなものだし、食べてもらえれば十分だよ!」
「じゃあ千円で」
「わーっ、三百円です!!」
「最初からそう答えればいいのに」
無理やり渡されそうになった千円札を突き返せば、水城くんはぴったり三百円をこちらに寄越した。……確かに水城くん、別に押しに弱くない、かも。
しょぼしょぼと三百円をしまって、自分も弁当を広げようとしたところで思いつく。
「水城くん、一緒に食べてもいい?」
「……いいよ」
「ありがとう! 昨日もほんとは、一緒に帰るだけじゃなくて昼も誘っておけばよかったーって思ってたんだ」
いそいそと移動を開始する。水城くんの前の席を借りるのが一番一緒に食べやすいだろうけど、あいにくとそこは女子の席。友達ならともかく、全然関わりのない女子に席を借りるのは申し訳ないから、俺は自分の椅子を水城くんの机の横に置いた。
通路は塞いじゃうけど、まあ今はほとんど教室に人いないし。邪魔になりそうになったら戻ろう。
水城くんの机の端っこに弁当を広げさせてもらって、気づく。
……水城くん、めちゃくちゃゆっくり食べてくれてないか? たぶん、水城くんがもう半分食べてるのに対して、俺が食べ始めてもいないからなんだろうけど。
こういう気遣いも、好きになれそうなところだなぁ。
「……何そのにやけ顔」
「えっ、にやけてた!? その、俺に合わせて食べるペース落としてくれてるのかなって思って……」
「…………わかった。君がそういう顔してるときはスルーするようにするから、君も今後、そういうのはわざわざ言わなくていい」
つまり俺の言ったとおりということである。
ばつが悪そうに視線を逸らす水城くんに、つい小さく笑ってしまう。無言の気遣いがバレたらちょっと気まずい、って感覚、水城くんにもあるんだな。
「はーい。じゃあ話は変わるけど、水城くんって……そうだ、兄弟とかいる?」
「三つ上に姉が一人」
「おー、お姉さんいるんだ。ぽいかも……? いや下にいるようにも見えるし、一人っ子にも見えるな……」
「よくわからないってことだよね、それ」
「あはは……そうだな。俺、まだ水城くんのこと全然知らないから。だから今、水城くんのこと何でも知りたいよ!」
「……そう」
水城くんが食べる様は、なんというか上品だった。箸の使い方すら達人並みに見える。箸の達人とかないだろうけど。
姿勢の良さとか、手の綺麗さとかも原因なのかな。そんなふうに分析しつつ、俺も弁当を食べながら話を続ける。
「お姉さんってどんな人?」
「尊敬できる人。君は一人っ子?」
「うん、正解! 一人っ子っぽい?」
「マイペースだから」
「それ上に兄弟いる人も当てはまるんじゃない?」
「僕もマイペースだって?」
「違う違うそうは言ってな……いや、でも水城くんは大分マイペースだと思う……」
正直に言えば、水城くんはちょっとおかしそうに笑った。教室にいる人たちがざわりとするのがわかる。
これは水城くんに限らない話だけど、一緒に話している相手がこうやって自然に笑ってくれるのって嬉しい。他愛無い話であればあるほどなおさらだ。
やがて弁当を食べ終わった水城くんが、フルーツサンドを口に運ぶ。口の端についたクリームを舌で舐めとるようなことはせず、水城くんはティッシュで拭った。
「……確かにあんなふうに言うだけあるね。美味しいよ、ありがとう」
「だろ!? へへっ、よかったぁ」
水城くんと話すのは楽しくて、昼休みが終わるのもあっという間だった。
予鈴が鳴って自分の席に戻る前に、ちょっと勇気を出して訊いてみる。
「……水城くん、今日も一緒に帰らない?」
「いいよ」
「即答!?」
「今日も別に予定ないし。掃除がない日なら、いつでも帰れるよ」
「……掃除がない日なら、誘えば毎回オッケーってこと? 水城くんが掃除ある日でも、俺が終わるまで待ってれば一緒に帰れる?」
「そこまでして僕と帰りたいの?」
水城くんは呆れたように言って、それでも「まあいいけど」と言ってくれた。
い、いいんだ……。水城くんって、無害認定した相手にはかなり優しいんだな。水城くんを好きになりたい、という目的が目的だから、本当は無害じゃないのが申し訳ない。
放課後、また水城くんと一緒に帰る。
お互いのことをまだよく知らないから、というのもあるんだろうけど、水城くんとの会話は案外弾む。話しているときに沈黙の時間はないし、だからと言って話しすぎて疲れることもない。ちょうどよくて、心地よかった。今後沈黙の時間が生まれるようになったとしても、この心地よさは変わらないだろうな、という予感があった。
「……ちょっと待ってて」
――ふと水城くんが方向転換する。その先では杖をついたおばあさんが横断歩道を渡ろうとしていた。
おばあさんに駆け寄った水城くんは「一緒に渡らせてください」とそっと声をかけて、周囲を確認しながら一緒に横断歩道を渡り始めた。
……う、うわぁ。すごい。微塵もためらいなく、こんな行動取れる人いるんだ。
俺も何かしら手伝いたかったけれど、一緒に渡る役は二人もいらないだろうと思うと、渡り切るまで見守っていることしかできなかった。お礼を言っているのであろうおばあさんに首を横に振って、水城くんは俺のほうへと帰ってくる。
「ごめん、待たせて」
「いくらでも待たせていいよ!! 俺のほうこそなんも力になれなくてごめん……」
「謝るようなことじゃないでしょ。一人いれば十分だったし」
当たり前のことをしただけ、という顔で、水城くんはさっさと歩き出す。
隣を歩きながら、俺はしみじみとつぶやいてしまった。
「水城くんって……めっちゃくちゃかっこいいね」
自分にはできないことをさらっとやってみせる人ってかっこよく見えるけど、その中でも今のは、ほんとの本当にかっこよかった。憧れる、と言ってもいいかもしれない。これは紛れもなく、好きなところだ。恋をするきっかけになりそうなところ。
俺の感嘆に、水城くんはちょっと眉をひそめた。
「……勘違いしてるかもしれないから言うけど、困ってる人がいたら誰彼構わずに助けるわけじゃないからね。好意持たれそうな相手は避けてるし」
「でもそれって、自分が助けられる範囲の人は助けるってことだよね。俺、知り合い以外助けられる自信ない……」
「君の『助けられる範囲の人』が知り合いってだけなんじゃないの」
あっさりと言われた言葉に、思わず目を丸くする。
……そう言われればそう、なのかも? でもそれって、ただの物は言いようってやつじゃないか?
「知り合いだけだと、かなり範囲狭くない?」
「それで何か問題ある? そもそも助けられる余裕がある、他人を助けたいと思う人間だけ行動すればいいんだよ」
「……水城くんって」
横並びだから、水城くんの瞳をまっすぐに見られないことが少し残念だった。
「やっぱりかっこいいね」
「……それはどうも」
何を言っても俺の感想が変わらないと察したのか、水城くんは仕方なさそうにちょっと笑った。