「俺ね、宮村と出会えて良かった。学校にも家にも居場所ないって思ってたから、宮村だけが俺の居場所。何も言わないけど、伝わってるって思ってた。でも伝えないと、宮村と上手くやっていけない気がするから言うわ。俺、男を好きになったの初めてなんだ。でも宮村を好きなのは、男だからとか性格とかそういうのじゃなくて…。何と言うか、こう…」



一気に話し始めたと秋山くんの腕の中で思っていたら、突然の告白の後、もごもごとし始めた。


同じ気持ちでよかった。とりあえず安堵した。