「やめてくれ。そんなこと言うな……」
桜木は私を優しく抱きしめる。
「桜木……キス、してっ……」
そう呟く私に、桜木はその唇にキスを落としてくれる。 私はその目を閉じて、そのキスを受け入れた。
「……桜木、抱いて」
「真琴っ……」
桜木は私の頬に触れると、優しく何度もキスを落としていく。
桜木は私をベッドへと運び、そのまま押し倒す。私の髪に触れながら、そのまま何度もキスをしてくれる。
「桜木っ……」
今度はおでこ、耳、そして鎖骨へとキスをしてくれる。 優しくて、温かいキスが、とても幸せだった。
制服のリボンが桜木の手によって外されていくと、ブラウスのボタンが一つずつゆっくりと外されていく。
「桜木……?」
「ごめん。……ちょっと、緊張してる」
その言葉がすごく嬉しくて、桜木の背中にぎゅっと腕を回した。
「……キレイだな、真琴は」
「え……?」
下着姿になった私に、桜木はそう言ってくれた。
「キレイだ、誰よりも」
私は桜木にキレイだと言われたことが嬉しくて、「桜木……好き」としがみついた。
「真琴……本当に、いいのか?」
「うん」
それが私の覚悟だ。 桜木と一緒に生きていくと決めた覚悟。
だからもう、迷ったりしない。
「なるべく、優しくするから」
「ん……さく、らぎっ……」
その日私たちは、初めて身体を重ね合った。 桜木の温もりと体温を感じて、泣けるくらいに幸せだった。
好きだと何度も言ってくれた桜木と、この幸せを、ずっと手に入れたいと……そう思ったんだ。



