✱ ✱ ✱
「……おい、真琴」
私は桜木のことが好き……なの? 本当に好きなのかな。
「おい、真琴」
いやいや、でもそんなことありえない。……だって私たちは、ただの友達だし。
お互いに助け合っているクラスメイトで、それ以上でも以下でもないと思ってた。
だって桜木は吸血鬼(ヴァンパイア)で、私は人間。
お互い好きになることなんて、ないと思ってた。……友達だから。
でも桜木は前に私に言っていた。 私のことは友達以上だと思ってる……って。
友達以上って……どういう意味なのだろうか。あの言葉の意味が未だにわからない。
「おい、真琴!」
「へっ……!?」
気が付いたら、桜木が隣にいた。
「なにぼんやりしてんだよ。帰りのホームルーム終わったぞ?」
「えっ……ああ、うん」
や、やだな、私……。なに考えてんの!
急に桜木のこと意識するなんて……私らしくない。 でも私、桜木とのキス……イヤじゃないんだよね。
だって私から何回かしたし、桜木からだってキスを……。でも私は、イヤな気持ちなんてなかった。
友達なのにキスなんて、確かにおかしいよね。
ダメだ、やめよう……。私たちは友達だから。 それ以上でも以下でもないんだし。
「どうした?具合でも悪いのか?」
「あ……ううん、なんでもない。 じゃあ私、今日用事あるから帰るね!」
「はっ? あ、おい!」
なんかわからないけど、急に恥ずかしくなって桜木から逃げるように帰ってしまった。
「……おい、真琴」
私は桜木のことが好き……なの? 本当に好きなのかな。
「おい、真琴」
いやいや、でもそんなことありえない。……だって私たちは、ただの友達だし。
お互いに助け合っているクラスメイトで、それ以上でも以下でもないと思ってた。
だって桜木は吸血鬼(ヴァンパイア)で、私は人間。
お互い好きになることなんて、ないと思ってた。……友達だから。
でも桜木は前に私に言っていた。 私のことは友達以上だと思ってる……って。
友達以上って……どういう意味なのだろうか。あの言葉の意味が未だにわからない。
「おい、真琴!」
「へっ……!?」
気が付いたら、桜木が隣にいた。
「なにぼんやりしてんだよ。帰りのホームルーム終わったぞ?」
「えっ……ああ、うん」
や、やだな、私……。なに考えてんの!
急に桜木のこと意識するなんて……私らしくない。 でも私、桜木とのキス……イヤじゃないんだよね。
だって私から何回かしたし、桜木からだってキスを……。でも私は、イヤな気持ちなんてなかった。
友達なのにキスなんて、確かにおかしいよね。
ダメだ、やめよう……。私たちは友達だから。 それ以上でも以下でもないんだし。
「どうした?具合でも悪いのか?」
「あ……ううん、なんでもない。 じゃあ私、今日用事あるから帰るね!」
「はっ? あ、おい!」
なんかわからないけど、急に恥ずかしくなって桜木から逃げるように帰ってしまった。



