真琴は俺に「こちらこそ、ありがとう」と微笑んでくれた。
「こんなに幸せな宝物をくれて、ありがとう。私、この子のために一生懸命頑張りたい。……この先、この子に明るい未来がやってくると信じて、一生懸命育てていくからね」
真琴はそう言って優しく微笑んでくれる。
「真琴……お疲れ様」
「ありがとう」
俺は真琴と子供と、三人で幸せに暮らしたい。今まで辛い想いをさせてしまっていた分、しっかり支えていきたいと思う。
二人をしっかり支えてあげられるのは、もう俺しかいない。
どんな時も俺は、この子の父親として、真琴に寄り添っていきたいと思う。
例えこの子が吸血鬼(ヴァンパイア)の子供だったとしても、この子の未来を俺たちならきっと変えていけると信じている。
そう信じて、二人で歩き始めたいんだ。
「……俺、真琴も子供も幸せにしたい。 三人で、幸せになりたい」
「うん。幸せになろう、絶対にさ」
「……ああ、なろう。必ず」
これが俺が決めた道だ。 俺はこの先、吸血鬼としてではなぐ人間゙として生きていく。
例え俺が吸血鬼だとしても、俺はこの世界では人間として生きている。
この世界にいる限り、これからも人間として生きていきたい。
この子がもし大人になって、吸血鬼になってしまったとしても……必ず俺が助けてやりたい。
人間の母親と、吸血鬼である父親の元へと生まれてきてくれた小さな命。 もし吸血鬼の血が流れていたとしても、必ず俺は人間として育ててみせる。
この子には絶対、辛い思いはさせたくない。



