「っ……真琴、ありがとう」
真琴が頑張ってくれたおかげで、俺にも大切な宝物が増えた。
すごく嬉しい。……俺、父親として頑張らないと。
「母子ともに健康だって。良かったわね」
「はい……良かったです」
その後俺は、初めて子供に対面した。
「この子が……俺たちの子供」
「そうだよ。……可愛いよね」
「ああ……可愛い」
俺たちとの子供は……フニフニしていて、とても柔らかくて、温かかった。
そんな子供の寝顔を見て、とても愛おしかった。
こんなにも愛おしいんだな……子供って。
スヤスヤと眠っている子供を見て、とても微笑ましかった。 とにかく、可愛いんだ。
目は真琴に、似てる気がする。 鼻は……俺なのかな? 口元は真琴に似てるのか?
本当に、俺達の子供。 俺達の元にやってきた小さな生命。……それがこんなにも、愛おしいだなんて、初めての感情だった。
俺にもまだ……こんな感情があったんだな。
「……ユズル、泣いてるの?」
「いや……なんか、感動しちゃってさ。 悪い……情けないよな」
真琴は俺の手をギュッと握ると「ううん、私もだよ。……この子が産まれた瞬間に、涙が溢れたの。 だから情けなくなんて、ないよ」と言ってくれた
「……ありがとう、真琴」
授かった生命が、こんなにも小さなものだなんて……。これは本当に奇跡だ。
「真琴、産んでくれて……ありがとう。 俺の大切な宝物を産んでくれて……ありがとう」



