【完結】俺様吸血鬼(ヴァンパイア)との甘い恋



「そうだ。 お母さん、赤ちゃんの名前、何がいいと思う?」

「名前? そうねぇ……。真琴が付けたい名前にすればいいんじゃない?」

「うーん……付けたい名前か」

 そう言われると、結構悩む。

「まあお母さんの場合、お母さんは男の子でも女の子でもどっちでもいいような名前にしたかったから、真琴にしたんだけどね」

「えっ? そうなの?」

 え、そういう理由……?

「男の子でも女の子でも、使える名前がいいなぁって思ってたし。 それで、真央か真琴にしようって決めてて、真琴にしたんだ」

「そうだったんだ」

 今で言うジェンダーレス的なことかな……?

「真琴のお腹の子は、男の子だもんね」

「うん、そうだよ」

「男の子なら、ユズルくんみたいなカッコイイ名前にしたら?」

 桜木みたいに、カッコイイ名前か……。

「そうだなあ。……でも私も、どっちでも付けられる名前がいいなぁ」

「あら、じゃあ真央にでもする?」

「んー……考えとく」

 本格的に名前を決めるって大変。まさか私が男の子でも女の子でもいいような名前にしていたなんて、ちょっとビックリ。
 その日一日は、ずっと名前のこと考えてた。名前の候補をノートに書き出してみたりした。

「どんな名前が、いいですか?」 
 
 色々と考えてみたけど、私の中でこの名前がいいなあという候補が私の中で出来た。
 桜木には、産まれるまで内緒にしておこうっと。

 今思えば、色々あったな。 私は安定期に入ってしばらくしてから、切迫早産になりかけ少し入院をした。