【完結】俺様吸血鬼(ヴァンパイア)との甘い恋

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「ん……?」

「お、起きたか?」 

 目が覚めると、ベッドに腰掛ける桜木の姿があった。
 桜木はマグカップ片手にコーヒーを飲んでいた。

「お、おはよう……」

「おはよう。よく眠れたか?」

「う、うん……」

 桜木との昨日の出来事を思い出して、急に恥ずかしくなる。

「コーヒー、飲むか?」

「ううん……大丈夫」

「まあ、ゆっくり休んでおけ。 今日、学校休みだし」

「ありがとう」

 桜木は優しく私の頭を撫でてくれた。

「……あ、あのさ」

「うん……なに?」

 桜木な何かを言いかけて「……いや、なんでもない」と言うのをやめた。  

 桜木は再びコーヒーを口にしていた。 桜木は何か言いたげだったけど、あまり気にしないことにした。

「なんか、お腹空いたな」

「じゃあ……なんか作ろうか?」

「まじ?料理できんの?」

 桜木からそう聞かれた私は「まあ一応は……。お母さん、こう見えて料理研究家なの」と答えた。

「へぇ、すごいじゃん」

「まあ、お母さんの料理には敵わないけどね。……あ、キッチン借りるね」

「ああ」

 私は桜木から借りた服を着て料理を始めた。

「はい、どうぞ」

「いただきます。……うん、うまい」

 桜木は私の料理を美味しいと褒めてくれた。

「よかった」

「お母さんに似て、料理うまいんだな」

「そんなことないよ」

 褒められて、嬉しかった。また作ってあげたいな。
 喜ばれるって、本当に嬉しいし、幸せだと思う。……この幸せが、ずっと続けばいいのになんて、思ってしまった。