叶人と一緒に花畑に行く日が来た。
「おはよう陽向くん!」
朝、叶人の家のドア前に立つと、すぐにドアが開いた。いつもよりも明るい声での挨拶。叶人の気持ちがストレートに伝わってくる。
「叶人おはよう。今日楽しみだね」
「楽しみ!」
「忘れ物はないか?」
「そうなの、何か忘れていそうで不安――」
叶人は、白いふわふわが入口辺りにちょっとついているカゴバッグの中を覗き「スマホ、カメラ、サイフもあるし……」と確認している。
「かわいいな、そのバッグ」
「でしょ? うちにあったバッグにふわふわをつけてみたの」
「叶人がアレンジしたのか? 可愛い!」
「中もふわふわさせて、羊毛フェルトの陽向くんたちもゆっくり過ごせる感じにしたよ!」
叶人はバッグの中を俺に見せながら、くしゃっとした顔をして笑った。
リアル叶人の服装もゆったりめの白いチュニックにデニムのパンツを合わせていて、今日も全てが天使のように可愛い。俺はシンプルな黒Tシャツにデニムパンツ。なんか叶人と正反対だな。
「叶人、行こうか!」
「うん!」
俺たちは駅から電車に乗り、一時間ぐらいで着く花畑へ向かった。
「おはよう陽向くん!」
朝、叶人の家のドア前に立つと、すぐにドアが開いた。いつもよりも明るい声での挨拶。叶人の気持ちがストレートに伝わってくる。
「叶人おはよう。今日楽しみだね」
「楽しみ!」
「忘れ物はないか?」
「そうなの、何か忘れていそうで不安――」
叶人は、白いふわふわが入口辺りにちょっとついているカゴバッグの中を覗き「スマホ、カメラ、サイフもあるし……」と確認している。
「かわいいな、そのバッグ」
「でしょ? うちにあったバッグにふわふわをつけてみたの」
「叶人がアレンジしたのか? 可愛い!」
「中もふわふわさせて、羊毛フェルトの陽向くんたちもゆっくり過ごせる感じにしたよ!」
叶人はバッグの中を俺に見せながら、くしゃっとした顔をして笑った。
リアル叶人の服装もゆったりめの白いチュニックにデニムのパンツを合わせていて、今日も全てが天使のように可愛い。俺はシンプルな黒Tシャツにデニムパンツ。なんか叶人と正反対だな。
「叶人、行こうか!」
「うん!」
俺たちは駅から電車に乗り、一時間ぐらいで着く花畑へ向かった。