「可愛い!」

 今回もふたりのキャラと目が合って、僕は叫んだ。

「これって、叶人が作った俺を、俺がもらう感じかな?」
「どうしようね? ふたり離ればなれになるのもちょっと寂しそうかも……」

 手を繋いでみえるようにふたりのキャラを並べて、窓のところに置いてみた。

「とりあえず、手を繋がせてここに置いておくか?」
「そうだね、そして陽向くんの部屋に遊びに行ったりもして……この子たちはふたりでいつも一緒にいる感じだね!」

 窓から入る明るい光を背負いながら手を繋いでいるふたりは、とても仲が良さそう。

 まるで、僕と陽向くんみたい――。

 そして一緒にいられると知って、嬉しそう。