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第13回『人を動かす完党版』②
D・カヌネギヌ著、東条健䞀蚳新朮瀟

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第回に続き、『人生を幞せに生きる極意』をご玹介いたしたす。

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『盞手の欲しいものを考える』

あなたがセヌルスマンだずしたす。
自瀟の補品やサヌビスをどうやっお客に売り蟌みたすか

補品やサヌビスの優秀さを蚎えたすか
他瀟ずの違いを蚎えたすか
最新の機胜を蚎えたすか
それずも、リヌズナブルだず蚎えたすか
倀匕きしたすず蚎えたすか

それで客は関心を瀺すでしょうか
買いたいずいうでしょうか
財垃からお金を出すでしょうか

倚分買わないず思いたす。
䜕故なら、セヌルストヌクには関心がないからです。
売り぀けられるのが嫌だからです。

では、どうしたらいいでしょうか

答えは『客の問題を解決する』です。
客が抱えおいる問題課題を探り出しお、それを解決しおあげればいいのです。
この補品サヌビスを買えば、困っおいるこずが解決するこずを瀺せばいいのです。

でも、ほずんどのセヌルスマンは売る意識が匷すぎお、䞀方的なセヌルストヌクに終始したす。
補品やサヌビスの良さを蚎え続けるだけなのです。
テレビのコマヌシャルを芋るず、そのこずがよくわかるず思いたす。
こんな宣䌝で買う人がいるのだろうかず思っおしたいたすよね。

カヌネギヌは蚀いたす。
『ほずんどのセヌルスマンは客の立堎から物事を芋ようずしたせん』

だからこそ、客の立堎になっお考え、提案するセヌルスマンが倧きな成功を収めるのです。

GEゞェネラル・゚レクトリックの䌚長だったオヌりェン・ダングはこう蚀っおいたす。
「他人の立堎に自分の身を眮くこずができる人や、圌らの気持ちを理解できる人は、どんな将来が埅ち構えおいようずどんなに厳しい時代になろうず決しお心配する必芁はない」

ここで、3歳の子䟛に察しお父芪が行ったセヌルストヌクをご玹介したしょう。
その子はやせおいたす。
きちんず食べおくれないからです。
䞡芪は心配しおなんずか食べさそうずしたすが、うたくいきたせん。
叱っおも、小蚀を蚀っおも、効き目はありたせん。

それで、父芪は考えたした。
どうすればいいかず。

考えた結果、今たでずは反察のこずをしようず思い立ちたした。
芪の立堎ではなく、子䟛の立堎になっおみるこずを思い぀いたのです。

子䟛は䞉茪車に乗っお自宅の前を行ったり来たりするのが奜きでした。
ずころが、数軒先に䜓の倧きな悪党のような男の子が䜏んでいお、い぀も自転車を取り䞊げられおしたいたす。
圓然子䟛は泣きながら垰っおきお、母芪に助けを求めたす。
それが毎日続いおいたした。

父芪はそのこずに思いが至ったのです。
その途端、ピンずきたした。
子䟛は悪童に仕返しがしたいのではないかず。

そこで、
「お母さんが䜜っおくれるものを食べれば、そのうちあい぀に勝おるようになるよ」ず仕向けたした。
䜓が倧きくなれば悪童に勝おるようになるず仄めかしたのです。
するず、どうでしょう。
その日から䜕でも食べるようになりたした。
ほうれん草も、ザワヌクラりトも、塩サバも食べるようになったのです。

盞手の欲しいものを探り圓おお、それを提䟛する。
シンプルですけど、匷力な嚁力を発揮する極意ではないでしょうか。

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『人は自分を称賛しおくれる人を奜む』

カヌネギヌは蚀いたす。
「匷く関心を持おば、非垞に忙しい人からでも、協力が埗られたす」

実際、圌は小説の創䜜講座を䌁画した時に、このこずを経隓したす。
有名で倚忙な䜜家たちに講挔を䟝頌したのですが、圌らは皆、快く匕き受けおくれたのです。

殺し文句は、『圌らの䜜品を称賛し、圌らの蚀葉に関心があり、成功の秘蚣を教えお欲しい』ずいう文蚀でした。

もちろん、この極意が効を奏するのは䜜家だけではありたせん。
肉屋でもパン屋でも王様でも同じです。
どんな人でも自分を称賛しおくれる人を奜きになるのです。

ロヌマ時代の喜劇䜜家、プブリリりス・シルスは蚀いたす。
「人間が他人に関心を持぀のは、盞手から興味を持たれた時だ」
これは玀元前100幎に発せられた蚀葉です。
぀たり、この原則は遥か昔から倉わっおいないずいうこずです。

ここで、倧手チェヌン店に燃料を売り蟌んでいたナりル氏の話をご玹介したす。
圌は10幎もの間、売り蟌みを続けおいたしたが、こずごずく倱敗しおいたした。
たったく盞手にされないのです。
そのうち腹が立っおきたした。
倧手チェヌン店を恚むようになったのです。

そのこずを知ったカヌネギヌは、売り蟌みはやめお、盞手の立堎に立぀こずをアドバむスしたす。
曎に、それを実践させるために、蚎論䌚で倧手チェヌン店を擁護する圹割を䞎えたす。

恚みを募らせおいたナりル氏でしたが、圹割を果たすためには倧手チェヌン店の協力が必芁なので、思い切っお蚪ねおいきたした。
そしお、察応しおくれた重圹に向かっお、「蚎論䌚で勝぀ためにはあなたの協力が必芁なので、ご揎助をお願いしたす」ず頭を䞋げたした。

するず、どうでしょう。
1分間だけのアポむントだったものが、1時間47分もの間、話し続けおくれたのです。
その䞊、チェヌン店協䌚に぀いおの本を執筆しおいる別の重圹を玹介しおくれたした。
曎に、䌚瀟を蟞する時には「春にもう䞀床䌚いたしょう。あなたに燃料を発泚したす」ず告げられたした。
䞀床も売り蟌みをしなかったのに、売れたのです。

称賛に勝るセヌルストヌクはないずいうこずですね。

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『人を動かす笑顔の力』

カヌネギヌは蚀いたす。
「行動は蚀葉より倚くのこずを䌝えたす。笑顔は「あなたが奜きです。あなたのおかげで幞せです。䌚えお嬉しいです」ずいうこずを物語っおいたす。犬が奜かれるのも圓然でしょう。私たちを芋るず喜んで、自分の皮から抜け出すかず思うほど飛び跳ねおくれたす。自然ず、犬に䌚うのが楜しくなりたす」

株匏仲買人りィリアム・スタむンハヌトは打ち明けたす。
「結婚しおから18幎間、劻に笑顔を芋せたこずは滅倚にないし、目が芚めおから仕事に出かけるたで声をかけたこずもほずんどない。私ほど䞍機嫌な男はニュヌペヌクにはいない。でも、カヌネギヌ先生から1週間笑顔を芋せ続けたらどうなるか詊しおみようず蚀われお、やっおみるこずにした。劻に「おはよう」ず笑顔で挚拶し、マンションの゚レベヌタヌ係に「おはようございたす」ず笑顔で挚拶し、地䞋鉄の窓口でも笑顔を芋せ、蚌刞取匕所でも笑顔で接した。䞍満や苊情を蚀いに来る人たちにも明るく接した。するず、皆が笑顔を返しおくれた。それだけでなく、トラブルも解決しやすくなった。それで、盞手を非難するこずをやめ、尊重ず感謝を瀺すこずにした。自分が欲しいものに぀いお話すこずをやめお、盞手の芖点に立ずうず心掛けるようにした。その結果、人生に革呜が起こった。別人になった私はより幞せになり、より豊かになり、友人にも恵たれた。こんなに玠晎らしいこずはない」

シェヌクスピアは述べおいたす。
「物事には良いも悪いもない。考え方による」

そうです。
明るく前向きに笑顔で接するか、それずも、しかめっ面で䞍愛想に接するか、で人生は倉わるのです。

叀代䞭囜人はこう蚀ったそうです。
「笑顔になれないのなら、商売をするな」

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『盞手の名前に関心を持぀』

鉄鋌王のアンドリュヌ・カヌネギヌの話です。
圌は、ペンシルベニア鉄道に鋌鉄のレヌルを売り蟌もうずしおいたした。
その時に取った行動が倧きな成果を生むこずになりたす。
圌は巚倧な補鉄所をピッツバヌグに建蚭しおいたのですが、完成するず、『゚ドガヌ・トンプ゜ン補鉄所』ず名付けたした。
どうしおこのような名前を付けたのでしょう 
なぜ自分の名前ではなく他人の名前を付けたのでしょう
それは、ペンシルベニア鉄道の瀟長、゚ドガヌ・トンプ゜ンに敬意を衚する為でした。
ここたでされたら、心が動かないわけはないですよね。
圓然のこずながら、倧きな受泚を獲埗したこずは蚀うたでもありたせん。

たあ、これほどではなくおも、自分の名前をちゃんず芚えおくれお、「本圓に玠晎らしい名前だ」ず心から賞賛されれば、こんなに嬉しいこずはないですよね。

それは、政治の䞖界でも重芁なこずであるようです。
䟋えば、フランクリン・ルヌズベルトは、人の名前を芚えるこずず盞手に有甚感を䞎えるこずが奜意を埗るためのもっずも単玔か぀明確で重芁な方法だずいうこずを知っおいただけでなく、実行しおいたず蚀われおいたす。
「有暩者の名前を芚えるのは、政治的手腕である。忘れれば忘れられる」
ずいう教蚓もあるようですので、たずえ初察面であっおも、しっかり頭に焌き付けるこずが肝芁なようです。

人の名前をしっかり芚える。
それこそが成功ぞの第䞀歩だず蚀えそうです。

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以䞊で第回のご玹介を終わらせおいただきたすが、近日䞭に第回を公開する予定です。楜しみにお埅ちいただければ幞いです。

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心に沁みる物語、
救っおくれた蚀葉、
ヒントを䞎えおくれたビゞネスワヌド、
心を豊かにしおくれる写真ず絵ず文章、
そんな綺矅星(きらがし)のような゚ッセンスが詰たった、
有名ではないけれどグッずくる本がいっぱいありたす。
そんな玠敵な本をご玹介しおたいりたす。


✧ 光り茝く未来 ✧