📚 本に恋して 📚 


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第6回『マダム・ルロワの愛からワイン』
(星谷とよみ著:文園社)

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ブドウ畑が広がる表紙の写真とタイトル、そして、『ブルゴーニュ 土の味・風の香り』というサブタイトルに惹かれました。
特に、土の味、という言葉に。

表紙をめくると、ワイングラスを持つ女性の写真が現れます。
後ろには樽が映っています。
赤ワインの試飲でしょうか?
真剣な表情で見つめています。

更にページをめくると、葡萄の花の写真が現れます。
6月にたった2日だけ花が咲くのです。
その下には、凍った土の写真が載せられています。
「真冬、土や葉は凍っても土は生きています」というメッセージと共に。

更にページをめくっていくと、葡萄畑の四季が紹介されています。
その中に「秋から冬へ、畑は自ら思索する」という言葉があります。
哲学的で、奥の深い言葉だと思います。

更にめくると、マダム・ルロワの言葉が紹介されています。

「ワインを語る人は大勢います。
 しかし、ワインに聴く人は本当に少ないのです。
 ワインを知りたいのなら、
 ひたすらワインに聴くことですよ。
 ワインはメモワールです。
 さあ、目をつむって、お口に含んでごらんなさい」