「今日は夕涼み〜!」
太陽が高く昇ったお昼頃、夕涼み日和にぴったりな昨日の大雨の気配を感じさせない天気。
「おーい!上級生は食堂に集まってくれー!」
食堂の方から琥珀の声が響く。食堂に行くと沢山の山菜達が並んでいた。
フキ、ヤマモモ、桑の実、タケノコ、チシマザサ。
「下級生達が採って来てくれたんだ。上級生はそれを使ってご飯を作ります!」
誠一の説明が一通り終わると担当を分ける。ご飯係におかず係とおやつ係。私はおやつ係になった。
「私は食べる専門なんだけどな〜」
「仁、一個だけお饅頭を辛くしよう」
「良いね!慎」
「君達、自分も食べることを考えなさい」
お饅頭は四人で作る。
いきなりロシアンルーレットを始める仁と慎。二人を叱りながらせっせと餡子を作る苺花。
そして生地を作りながら空腹になっていくのを感じている私。
そんなこんやで数時間後。
何とか作り終えたのは良いものの、、、大量に作ってしまった。
大皿には積み上げられたお饅頭。しかも一個一個が大きい。
「大食い大会でも始める気か?」
「さぁ、、、」
他の料理を作っていた人達が口々に言うが、一番驚いているよ、私達。
「、、、」
苺花なんか開いた口が塞がってないもん。
「あれ?悠先生、何しているんですか?」
作りたての料理を運び終え、山の中を散歩していると、演習場で何やら作業をしている悠先生を見付けた。
「ああ、純か。、、、秘密だ」
「え〜!凄い気になるんですけど〜!?」
「俺もすぐに向かう。だから早く行きなさい」
(これ、絶対話してくれないやつだ、、、)
悠先生は決めたことを絶対に曲げない。なんなら有言実行タイプ。
「分かりましたよ〜だ!」
作業を続ける悠先生を放っておいて会場である広場へ向かった。
広場には火を灯した吊り提灯が飾り付けされている為、夜だというのに明るい。
里のちょっとした祭りの始まりだ!
太陽が高く昇ったお昼頃、夕涼み日和にぴったりな昨日の大雨の気配を感じさせない天気。
「おーい!上級生は食堂に集まってくれー!」
食堂の方から琥珀の声が響く。食堂に行くと沢山の山菜達が並んでいた。
フキ、ヤマモモ、桑の実、タケノコ、チシマザサ。
「下級生達が採って来てくれたんだ。上級生はそれを使ってご飯を作ります!」
誠一の説明が一通り終わると担当を分ける。ご飯係におかず係とおやつ係。私はおやつ係になった。
「私は食べる専門なんだけどな〜」
「仁、一個だけお饅頭を辛くしよう」
「良いね!慎」
「君達、自分も食べることを考えなさい」
お饅頭は四人で作る。
いきなりロシアンルーレットを始める仁と慎。二人を叱りながらせっせと餡子を作る苺花。
そして生地を作りながら空腹になっていくのを感じている私。
そんなこんやで数時間後。
何とか作り終えたのは良いものの、、、大量に作ってしまった。
大皿には積み上げられたお饅頭。しかも一個一個が大きい。
「大食い大会でも始める気か?」
「さぁ、、、」
他の料理を作っていた人達が口々に言うが、一番驚いているよ、私達。
「、、、」
苺花なんか開いた口が塞がってないもん。
「あれ?悠先生、何しているんですか?」
作りたての料理を運び終え、山の中を散歩していると、演習場で何やら作業をしている悠先生を見付けた。
「ああ、純か。、、、秘密だ」
「え〜!凄い気になるんですけど〜!?」
「俺もすぐに向かう。だから早く行きなさい」
(これ、絶対話してくれないやつだ、、、)
悠先生は決めたことを絶対に曲げない。なんなら有言実行タイプ。
「分かりましたよ〜だ!」
作業を続ける悠先生を放っておいて会場である広場へ向かった。
広場には火を灯した吊り提灯が飾り付けされている為、夜だというのに明るい。
里のちょっとした祭りの始まりだ!